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シンガポール特許取得の報告

2016.08.23

「LIGHTING SYSTEM AND PLANT CULTIVATION APPARATUS」
(照明装置および植物栽培装置)

人工光を用いて水耕栽培されている植物に光を照射すると、多くの割合の光が栽培トレイ表面で反射されてしまい、植物に利用されません。そこで、栽培トレイ表面で反射してしまった光を、再度、効率良くその栽培トレイに向けて照射することができる照明装置とそれを備えた植物栽培装置を発明しました。これにより、植栽されている植物に十分な光量を確保することが可能になり、植物の良好な生育結果を得ることができます。植物工場においては、より多くの品質の良い作物を栽培できることにつながります。

特許登録日 平成28年5月16日
特許番号 11201503090Y
発明の名称 LIGHTING SYSTEM AND PLANT CULTIVATION APPARATUS
(照明装置および植物栽培装置)
本学における発明者 玉川大学 農学部 教授 渡邊 博之

※本学と西松建設株式会社、及び昭和電工アルミ販売株式会社、3者との共有権利。
※本特許技術は、本学内にあります「Sci Tech Farm」にて使用しています。

特許を取得した技術の紹介

Provided are an illumination device and a plant cultivation apparatus capable of irradiating light, which has been reflected at the surface of a cultivating tray on which plants are cultivated, back toward said cultivating tray with high efficiency. The illumination device (10) comprises: multiple light sources (11); a frame (12) provided with transparent windows for holding multiple light sources (11) and for emitting the light emitted by the multiple light sources (11); and a reflection member installed so as to cover the windows to reflect light from outside the frame (12) and in which multiple holes (13) for respectively emitting the light emitted by each light source (11) are formed.

【課題】
植物が植栽される栽培トレイ表面で反射した光を高効率で再度、その栽培トレイに向けて照射することができる照明装置および植物栽培装置を提供する。
【解決手段】
この照明装置10は、複数の光源11と、複数の光源11を収納し、複数の光源11が発した光を放出させるための透明な窓部を備える筐体12と、筐体12外部からの光を反射させるために窓部を覆うように取り付けられ
、各光源11が発した光をそれぞれ放出させるための複数の穴13が形成された反射部材とを含む。この照明装置を備えた植物栽培装置を用いることにより、LEDから発した光を効率的に栽培装置内に封じ込めることができ、植物の栽培効率を上げることが可能となる。
【説明図】



玉川大学学術研究所知的財産本部では、先生方の研究成果の特許取得を推進するとともに、企業との共同研究開発に結びつくきっかけ作りになることを目指してまいります。
今後ともご協力よろしくお願いいたします。

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