2006年度 活動記録

人文科学研究施設研究員による新刊のご案内

三井善止編著『他者のロゴスとパトス』
玉川大学出版部より発刊(定価:4,410円・税込)

概要:本書は「他者」を人文科学研究施設の課題研究としてとりあげ、その研究成果として発表されたものです。本書は十二章からなっています。各章はそれぞれに独立性はありますが、これらが「他者」テーマをめぐって有機的・立体的に構成されています。本書の書名が『他者のロゴスとパトス』となっているのもその点を強く意識してのことであり、他者を単にロゴス面だけではなく、パトス面をも網羅して問題とし、積極的に、その全領野にわたって論じています。

執筆者と担当内容:
第一章 三井善止 他者の本来性とその成立基盤
第二章 納富信留 他者との対話としての哲学
第三章 山口修二 カント哲学における他者の問題
第四章 岡本裕一朗 「他なるもの」としての近代
第五章 河野哲也 他者問題とクオリア
第六章 土井健司 他者論としてのフィランスロピア
第七章 小田部進一 ルターの神学思想と他者
第八章 池田智 移民をめぐる文化多元主義と他者
第九章 今井夏彦 他者としてのユダヤ人
第十章 森良和 「他者」のハーヴァード
第十一章 法月敏彦 演劇芸術における「他者」
第十二章 笹川隆司 他者との融合としての「演奏」

玉川大学 学術研究所