一日不作 一日不食(一日なさざれば、一日食らわず)
小原國芳が伝えたい言葉
玉川学園正門を入り玉川池を過ぎ、登坂の右側に石垣があります。坂下門と言われ、玉川学園開校当時の正門です。その石垣には、黒御影石がはめ込まれており、そこに創立者小原國芳の直筆による、「一日不作 一日ふ食」の文字が刻まれています。
これは、中国唐の時代の有名な禅僧、百丈懐海(ひゃくじょうえかい)の言葉で、「人は、労働することが一番大切なことであり、それができなければ食べることができない」と自らを律する言葉となっています。そして、勤労そのものの尊さを語るこの言葉は、労作教育に燃えてこの丘を切り拓いた創立者と、ともにこの地を拓いてきた多くの先輩たちの合い言葉でもありました。

