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脳科学

全人教育は人をつくる教育です。では人とはそもそもどのようなものなのか?それを明らかにするためには人間を人間たらしめる「こころ」のはたらきと、それをつかさどる脳の仕組みを解明しなければならないとの立場に立ち、1996年に開設された脳科学研究施設を母体に2007年脳科学研究所を設置しました。2022年には新たにヒト脳科学研究の拠点となるHuman Brain Science Hallの運用が開始されました。
脳科学研究所は3つの研究センターからなります。脳システム研究センターでは「こころ」のはたらきの基盤となる感覚認知と行動、推論や創造、喜怒哀楽の感情、そして姿勢や感情をコントロールする意志などについて、脳がどのように活動しているか、その仕組みを研究しています。脳・心・社会融合研究センターでは心の社会性に関する研究や乳幼児の言語発達に関する研究に取り組んでいます。先端知能・ロボット研究センター(AIBot研究センター)では人間の知能の一部をロボットに実現させる研究や、文理を問わず、数理・データサイエンス・AIの素養を身に付けた学生を育成するための玉川大学独自のAIリテラシー教育の体系化を進めています。3つの研究センターはそれぞれの強みを生かしながら、共同研究やワークショップを通じて緊密に連携し、学際的視点で脳機能の解明と教育手法の開発に取り組んでいます。
脳を「見る」ことで、「見えない」こころのはたらきを解き明かし、ロボティクスとの連携にも至るこれらの研究成果は、AIロボットと共生する未来の豊かな人間社会の構築や新しい教育手法・教育制度の開発へ貢献することが期待されています。

関連リンク

最先端の研究を推進する脳科学研究所

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