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キャンパス・セキュリティー


玉川学園では、1983年に全国の学校に先駆けて防火防災・防犯・交通安全を主業務とする保安管理課を設置し、教職員が一丸となって、子どもたちの安全を守るための取り組みを行ってきました。さらに2003年にはキャンパスセキュリティセンターを発足、約50名のスタッフが中心となり、24時間365日の体制で、玉川の丘を守っています。

学校における安全対策の基本は、安全や防災・防犯に対する意識の向上です。幼稚部園児から大学生にいたるまで、毎年数回にわたって、防災・防犯教育、安全教育を実施するなど、日ごろから安全に対する意識を高めています。

低学年においては、2009年4月より小田急電鉄株式会社との連携による、家庭と学校が児童の登下校状況や小田急線の乗降車状況を確認できる「玉川学園あんしんグーパス連携システム」を導入し、さらなる安全安心のレベルアップに取り組んでいます。

施設設備

玉川学園の敷地面積は約61万m2、起伏の多い丘の上に、幼稚部から大学院の校舎・関連施設が大小あわせて100近く点在しています。キャンパスは電線の地下埋設化(共同溝)により、豊かな自然環境、美しい景観が保たれているだけでなく、風水害、雪害などで電線が切れる心配がなく、安全対策面において大変優れています。

警備・防犯対策

常駐スタッフが24時間・365日体制で昼夜の警備を実施しています。約1万人の在籍者が出入りする4カ所の入校口では、在籍者以外の来園者に対する受付を実施し、案内と警備強化を図っています。全学の教職員にはIDカードの装着を義務付け、不審者などの早期発見に努めています。幼稚部および低学年(小学1~5年生)においては、緊急応援通報システムを導入。緊急事態が発生した際には、現場を通報してくれるシステムです。

防火管理体制

校舎・施設ごとに防火管理責任者、フロアごとに防火責任者、部屋ごとに火元責任者を定め、小単位での防火予防体制を実施しています。さらに学内を13の区域に分けて自衛消防隊を編成。所属長が隊長となって指揮を行ない、初期消火、避難誘導といった緊急時の役割分担を定めています。また応急救護の訓練として、東京消防庁が実施している普通救命講習の受講を推奨しており、教職員の受講者は330名を超えています。こうした玉川学園教職員の防災への意識、消防力強化の一環として、毎年開催される町田市自衛消防技術発表会に参加し、高い評価を受けています。

交通安全対策

4カ所の入校口には、児童・生徒・学生の安全な登下校を守る警備職員が配置されています。スタッフは玉川学園前駅に電車が到着するたび、安全誘導に全神経を集中させます。通学時間帯にキャンパス内の車両通行規制を行うのはもちろん、行事開催時には車両乗り入れを禁止し、キャンパス内を歩行する児童・生徒・学生の安全に配慮しています。また、安全運転の啓蒙と励行を目的に毎年安全運転講習会を実施し、事故防止に努めています。

震災対策

阪神・淡路大震災の教訓を受け、大規模災害時に児童・生徒・学生・教職員が学内で避難所生活をする状況を想定して、3日分の食糧・飲料水、毛布、救急医薬品、日常生活用品、仮設トイレ、復旧用資機材(ジャッキ・レスキューキット・発電機など)を計画的に購入、備蓄しています。東日本大震災後には、数年かけて購入を予定していた生活関連物資や復旧用資機材を前倒しで購入し、大規模災害に備えています。これら備蓄品は学内に設置した24棟のコンテナに保管しています。
また、大規模災害時には災害対策本部を設置し、避難場所ごとの被害状況を掌握しながら児童・生徒・学生・教職員の安全管理に努めます。そのために、日頃から消防機器・復旧用資機材の日常点検に加え、さまざまな想定の防災訓練を実施しています。

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