難きが故に尊いのだ
小原國芳が伝えたい言葉
学校の先生が教員が圧倒的に不足していた昭和25年、小原國芳の「すぐれた教師が日本の教育を支える」という信念の下、玉川大学は日本初の小学校教員免許を取得できる通信教育部をスタートさせました。
「卒業がむずかしい」という世評に小原は次のように述べています。
玉川の通信大学は殊の外きびしい。すまぬ。我慢してくれ。
これは諸君に、よりよき教師になってもらいたい親心からでもある。玉川の丘はきびしい。が、どうぞ、大哲スピノザが「難きが故に尊いのだ」と教えてくれた千古の教訓をカミしめてくれ。単位などは眼中におかないで、人間修行に、学問に、没頭してくれ。
(『玉川教育―玉川学園三十年―』より)

