第二里行者と人生の開拓者
小原國芳が伝えたい言葉
玉川学園の12の教育信条の一つに「第二里行者と人生の開拓者」があります。この教育信条の目指すところは、地の塩、世の光となる、独立独行の開拓者的実践力を持つ人材を養成することです。
小原國芳は次のように語っています。
「人、汝に一里の公役を望まば、彼と共に二里行け」(マタイ伝)とキリストは訓え給うた。一桶の水を要求されたら二桶汲んであげよう、花を望まれたら根までつけて上げよう、病気と見たら薬を求めて上げよう、医者も呼んで上げよう、代りに仕事もして上げよう。
「受くるより与うるは幸いなり」という境地のわかる子供に育てたいのです。
(玉川学園機関誌『学園日記』昭和5年3月号、小原國芳全集『塾生に告ぐ』より)

