十億の人に十億の母あるもわがははにまさる母ありなんや
小原國芳が伝えたい言葉
小原國芳は著書『理想の母』の中で、母親について次のように語っています。
「十億の人に十億の母あるもわが母にまさる母ありなんや」とは、浄土真宗のお寺のえらいお坊さんの暁烏敏師(あけがらすはや)の御歌と聞きます。全くです。「全世界が子を見棄てても、母が子に全世界となる」とアーヴィングは申しました。
詩聖ゲーテは「子を抱ける母を見るより感ずべきものなく、多くの子と共にいる母より神々しきものなし」と申しました。実に生の絶頂、美の完成です。
(小原國芳著『理想の母』より)

