進みつつある教師のみ人を教うる権利あり
小原國芳が伝えたい言葉
「進みつつある教師のみ人を教うる権利あり」は、生涯学び続けることの大切さを語った言葉として、小原國芳が講話などの際に好んで引用していました。この言葉は、ドイツの教育学者ジステルエッヒが教師を諭した言葉として知られています。
小原は、1956(昭和31)年8月の通信教育部夏期スクーリング開校式で、日本全国から集まった通大生に、この言葉を伝えた後、「朝に晩に、自己の足らざるを知って、常に進みつつある教師からは、火花が出る。貴い匂いがニジミ出る。この精神的火花が教育するのである」と述べています。
現在でも、本学教師教育リサーチセンターの入口にもこの言葉は掲げられている。
アドルフ・ディースターヴェーク著『ドイツの教師に寄せる教授指針』
『全人』第84号

