反対の合一ということを、全人教育の立場から特に大事にいたします
小原國芳が伝えたい言葉
『全人教育論』の中で、「反対の合一」について、小原國芳は次のように語っています。
反対の合一ということを、全人教育の立場から特に大事にいたします。
大胆で小心で、朗かで淑かで、快活でたしなみがあって、気はやさしくて力持ちで、よく学びよく遊び、よく儲けて正しく使い、これらの二面を一つにした花も実もある立派な紳士に仕上げたいのです。コヤシも担げばピアノも弾け、拭き掃除もすればお茶や生花もでき、雑巾も綴れば絹の着物も仕立てられ、ドブ溝もさらえば第九シンフォニーも歌え、薪割りもすれば劇も絵も書もいたし、ソロバンもはじくがお経も繙ける玉川っ子にしたいのです。

