まめちしき
1.資料のコピーと著作権
図書館にある資料やインターネット上のウェブサイトなどにはすべて著作権があります。文献資料を複製(コピー)するときは、著作権法の範囲内で行わなければなりません。正しく理解し、正しく使用してください。(著作権法第31条)
- 教育学術情報図書館 2階にセルフコピー機が設置されています。(交通系ICカードのみ対応です)
- 館内でコピーできる資料は、図書館資料に限られています。
- 「文献複写申込書」に必要事項を記入し、2階カウンターに提出してください。
コピーできる範囲等
- 公表された著作物は全部ではなく一部分(半分を超えない程度)であること。
- 定期刊行物に掲載された各論文その他の記事は全部であるが、刊行後相当の期間(次号の刊行まで、あるいは刊行後3ヶ月)を経たものであること。
- コピー部数は一人について1部のみであること。
- 利用者の調査研究のためであること。
- 有償無償を問わず、再複写したり頒布したりしないこと。
図書館に設置されているPCからはプリントアウトできません
各自PCをご用意のうえMyPCプリンタを使用してください。
著作権に関する詳しい情報は、次のサイトで得られます
ご不明な点がございましたら、2階カウンターまでお申し出ください。
2.文献リストのつくり方
1.文献リストの作成
オンライン・データベース等を利用して検索した文献は、文献に関する情報(書誌事項)をPCやノート・カードなどにメモし、ある程度揃ってから収集(入手)に取りかかると効率的です。
なお、メモした書誌事項は、表計算ソフト(Microsoft Excel など)を利用して、デジタル・データ(ファイル)として保管しましょう。並べ替えや分類などが容易なため、後日、別の調査・研究を行う際にも活用できますし、ファイルをネットワーク上のオンライン・ストレージに保管しておけば、場所を問わず追加や修正が可能となるため、利用範囲が広がるメリットもあります。
最近では文献リストを簡単に作成、管理できる文献管理ソフトもありますので活用するとよいでしょう。
なお、データとして保管する書誌事項の項目として、最低限、これだけは必要です。
1.図書(全体) | 編著者名・書名・版表示・出版地・出版者・出版年・総ページ数・(シリーズ名) |
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2.図書(一部) | 編著者名・章の見出し・著編訳者名・書名・版表示・出版地・出版者・出版年・ぺージ |
3.雑誌論文 | 先頭筆者(著者名)・論文名・雑誌名・巻数・号数・出版者・出版年・ページ |
4.新聞記事 | 新聞名・記事が掲載された日付・朝夕刊の別・記事名 |
5.電子文献 | 出版者(=著者名)・入手年月日・入手先URL(= 媒体表示) |
- 上記のほか、「抄録」(要約・あらすじ)を書き込む欄を前もって設定しておくなど、自分なりに工夫して項目を追加すると、充実した文献リストになります。
2.文献の所在調査と入手
文献リストができたら、次に、求める文献がどこに所蔵されているのかを調べましょう。
- 手順1:本学図書館の所蔵調査(OPAC検索)
- 手順2:本学のオンライン・データベースなどで本文が入手可能かを調査
- 手順3:他大学図書館等、外部機関の所蔵調査(CiNiiBooks, NDL-OPACなど)
学外での所蔵が確認された場合は、次のいずれかの方法で文献を入手することができます。
- Case A:図書館が発行する「紹介状」を持参のうえ、直接、所蔵館へ行って利用する。
- Case B:図書館から所蔵館へ複写を依頼してもらい、必要な部分のコピーを取り寄せる。
- Case C:図書館から所蔵館へ貸出を依頼してもらい、郵送で文献を借り受ける。 (⇒館内閲覧のみ可、貸出不可。)
どの方法が適切であるかは、文献により異なります。詳しくは、2階カウンターまでご相談ください。
3.収集文献の見直し
文献を入手したら、全ての文献にひと通り目を通してみましょう。その際、自分の設定した調査・研究目的を基準に、取捨選択をします。各文献に目を通していく時は、論文やレポートのテーマに視点を合わせ、使えそうなものだけを残していきます。
4.文献の補充
こうして一つひとつの文献に接するうちに、新たな発見をしたり啓発されたりして、自分の言いたいことが更に膨らんだり、時には軌道修正の必要も出てくるでしょう。その場合は再度、研究目的を確認して文献を再検索し、文献リストに新たな文献を補充します。この作業を繰り返すことで、あなたの文献リストは更に充実したものとなります。
3.参考文献・引用文献の記載方法
レポートや論文には、必ず、参考文献・引用文献を記載します。このとき、文献リストが再び役に立ちます。
文献の記載方法にはいくつかの方式(種類)があり、必ずしも一定ではありません。教員から指示があった場合、投稿規程がある場合などは、それに従います。それ以外は、国際的なルールに従います。ここでは一例として、“SIST(科学技術情報流通技術基準)方式”を紹介します。
1.図書(全体) | 著者名.書名.版表示.出版地,出版者,出版年,総ページ数,(シリーズ名,シリーズ番号).(ISBN)(言語の表示)(媒体表示)
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2.図書(一部) | 著者名.章の見出し.書名.版表示.出版地,出版者,出版年,はじめのページ-終わりのページ,(シリーズ名,シリーズ番号). (ISBN)(言語の表示)(媒体表示)
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3.雑誌論文 | 著者名.論文名.雑誌名.出版年,巻数,号数,はじめのページ-おわりのページ.ISSN,(言語の表示)
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4.新聞記事 |
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5.電子文献 | 著者名(作成者名・ウェブページの題名.ウェブサイトの名称)更新日付.(言語の表示),(媒体表示),入手先,(入手日付)ブログの場合はブログ名と更新日付をいれることが好ましい。
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