2017年11月4日(土)開催:心の哲学研究部門第9回研究会「人工知能と脳科学・哲学③―人工知能からみた「知能」の問題」

2017.10.11

玉川大学 脳科学研究所 応用脳科学研究センター「心の哲学」研究部門では、第9回研究会を開催いたします。テーマは「人工知能と脳科学・哲学③―人工知能からみた「知能」の問題」です。

詳細につきましては以下のとおりです。

全体テーマ 「人工知能と脳科学・哲学③―人工知能からみた「知能」の問題」
日 時 2017年11月4 日(土)13:00-18:00
場 所 玉川大学 大学研究室棟B104会議室
(小田急線「玉川学園前駅」下車 北口階段降りて右手新宿方面へ徒歩約10分)
プログラム
13:00-13:15 研究会開催趣旨説明
13:15-15:15 講演1
「生命から紐解く知能の謎」
松田 雄馬 氏(合同会社アイキュベータ 代表)
著書『人工知能の哲学』
15:15-15:30 休 憩
15:30-17:30 講演2
「人工知能をめぐる意識と環境と身体の理論」
三宅 陽一郎 氏(日本デジタルゲーム学会 理事)
著書『人工知能のための哲学塾』
17:30-18:00 総合討論
要 旨
講演1 「生命から紐解く知能の謎」
人間と同等以上の知能を有する人工知能の実現が期待される昨今、そもそも我々人類や生物の持つ「知能」とは何かに関する考察が置き去りにされがちである。
「生命」の根源から進化の過程を辿ると、「知能」というものに対する輪郭が見えてくる。我々人間という生命は、60兆の細胞の奏でる生命のリズムの共創によって、一つの生命たる身体を形成する。こうした一つの身体は、共に存在する生命との共生によって「社会」を形成する。生命と身体、そして社会との豊かな関係性を知ることによって、「知能」というものの役割が見えてくる。
本講演では、こうした「知能」に関する理解を通して、人間と機械との共存在の姿、そして、社会の在り方についての考察を行っていきたい。
講演2 「人工知能をめぐる意識と環境と身体の理論」
人工知能を考えるとき、二つの考えがあります。内側から構成的に構築されること。これはニューラルネットを初めとするボトムアップのアプローチであり、またゲーム産業でも良く用いられるトップダウンの記号主義的なアーキテクチャも内側からという意味で同様です。一方で、知能が環境からの要請によって構成されるという外側からのアプローチがあります。知能は実際、内側からの構成と、外側からの要請による二つの輪が絡み合った領域に位置します。また、知能は時間的にも広がりを持ち、すべてが同時に同期して動いているのではなく、さまざまな時間幅をもって、多動的な運動の輪が時間的に広がりながら絡み合っています。また空間的にも知能は身体を持ち、さまざまなスケールの運動の輪が絡み合っています。このように時間・空間的な広がりの中の多層的な運動の混沌として知能を捉えるとき、意識や心はどのように立ち上がって来るかを、本講演ではテーマとして議論いたします。
参 加 無料。事前申込は不要です。
当日は正門案内所にて本研究会の参加者である旨をお申し出いただき、学内へお入りください。
主 催 玉川大学 脳科学研究所 応用脳科学研究センター

お問い合わせ

玉川大学 学術研究所 研究促進室
Tel:042-739-8666
Fax:042-739-8663
e-mail:research@tamagawa.ac.jp