第18回日台文化交流青少年スカラシップ2021スピーチ部門にて、11年野母 明美さん(IBクラス)が奨励賞を受賞。当時を振り返ってもらいました。

2021.11.22

『第18回日台文化交流青少年スカラシップ2021』が行われ、11年野母 明美さんがスピーチ部門で奨励賞を受賞しました。『第18回日台文化交流 青少年スカラシップ』は日本の学生を対象に台湾をテーマにした「作文(日本語)」「スピーチ(中国語・台湾語)」を募集するイベントです。中高生から29歳以下の大学生・大学院生等までを対象としており、台湾の歴史と現状について学び、日本と台湾の未来について考える学生を応援し、将来の日台友好に貢献する人材を育てることを目的にしています。第18回にあたる今回は、応募総数388件の中から、最優秀賞、優秀賞、奨励賞、佳作が選出されました。
大学生などが多く受賞する中、野母さんはスピーチ部門において奨励賞に輝いています。審査発表は8月にありましたが、野母さんにその当時を振り返りお話しを聞きました。

野母さんがスピーチしたのは、「私が台湾で発見した『日本の風景』」についてです。本学と交流がある台湾・稲江高校との交換研修で2019年に台湾を訪れた時の経験をもとに内容を組み立てたそうです。
もともと中国語に興味があった野母さんは、台湾の流行音楽やサブカルチャー等に触れる機会を多く持っていました。台湾でも日本の漫画やアニメ、ドラマや音楽など若者にふれやすい文化が浸透していて、若者は日本の文化を知っているだろうと仮説を立てていましたが、実際に行ってみると老若男女様々な世代の方が日本のことをよく知っているし歴史も理解していることに驚きました。

<撮影時のみマスクを外しています>

美術が好きな野母さんは台湾短期研修期間中、日本と台湾の芸術分野での共通点に気づきました。中華民国(台湾)総統府など明治・大正時代の日本の建築士が設計した建造物が多く現存しており、ルネサンスやネオバロックを模倣する明治・大正期の日本での流行を色濃く反映されていることを現地で知りました。ルネサンスが特に好きな野母さんは台湾で見た明治大正期の建物を見て、その時代を懐かしむ方への想いを馳せ、自身の作品へのインスピレーションも多く受けたそうです。
野母さんは、「台湾に行く機会を増やしさらに多くの芸術作品に触れたいと思います。それらを自分の作品につなげ、もっと多くの日本や台湾の若者に知ってもらい、日本と台湾の交流をより深くしたいと考えます。私は日本と台湾の掛橋となり、自分の絵でより多くの人に台湾と日本の文化を知ってもらいたいと考えています。」と美術が好きな野母さんらしいコメントでスピーチを締めくくったそうです。
このスピーチでは、日本語は使わず中国語で話した野母さん。使用する言語の練習は授業や自宅で発音や文法などに気を付けながら取り組んだそうです。口調や単語の選択に気をつけたり、熟語などを使い、文に華やかさを持たせるなど原稿でも工夫を凝らしたそうです。
奨励賞受賞について野母さんは、「台湾のホームステイファミリーや稲江高校の先生、生徒たちへの感謝、その次に台湾と日本の相違点に関しての関心や熱意をこめて話したつもりなので、今回の入賞をとても光栄に思います」と喜びのコメントを寄せてくれました。
続けて、「もっとこのような機会を自分から見つけに行って、掴むことが大事だと感じました。特に、私は日本語、英語、中国語、と三か国語しゃべれるので、各国を結ぶ人として、何か役に立つことをしたいと思いました。」と今回の挑戦を振り返り、展望を話してくれました。

台湾短期研修がきっかけで挑戦した野母さん。まだ将来の道は検討中ですが、美術関連の仕事で、自由に世界中旅ができたらと語ります。その旅の中でさまざまなインスピレーションを受け、野母さんにしかできない何かをきっとつかむことでしょう。