【高等部SDGs演習】「高校生が考える2025空き不動産活用コンテスト」にて日本賃貸住宅管理協会 会長賞を受賞しました
玉川学園高等部において、SDGs演習を履修している生徒たちが、「高校生が考える2025空き不動産活用コンテスト」に挑戦し、見事、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 会長賞を受賞しました。
コンテスト概要と受賞者
このコンテストは、「豊かな暮らしを支える空き不動産活用」をテーマに、高校生からのアイデアを募るもので、全体応募数132作品の中から12作品が入選作品として選出されました。最終審査会は2025年8月31日(日)に明海大学浦安キャンパスにて開催され、入選作品のプレゼンテーションが行われました。
今回、会長賞を受賞したのは、高等部3年の濱田千乃さん、濵野理奈さん、福島朱莉さんの3名です。彼女たちは、SDGs演習で各自が取り組んできた研究内容を持ち寄り、今回のコンテストにチャレンジしました。



受賞作品「物語の力で地域を笑顔に!」の提案

受賞作品のタイトルは「物語の力で地域を笑顔に!〜児童文学を活用した地域活性化の挑戦〜」です。
この提案の核となるのは、忘れられつつある空き不動産、特に地域の集会所として使われていた木造の公民館など、縁側、和室、土間といった伝統的要素を持つ物件を対象とし、「物語のふるさと」として再生させることです。この施設を、文学と記憶が重なる場所として地域住民や子どもたちに開放し、地域活性化を促すことを目指します。
SDGsとの関連性
このプロジェクトは、空き不動産を「人と物語が交差する場所」として再生し、地域に新たな価値を吹き込むことを目指しています。本と記憶が出会う場は、地域の「心のよりどころ」となり、暮らしにあたたかな豊かさをもたらします。
特に、子どもたちが読書を通じて自然やふるさとの魅力に触れ、高齢者が経験を語り合うことで役割とつながりを実感できるという世代間の交流が、「ふるさとを大切に思う心」を育みます。この取り組みは、SDGsの目標の中でも「目標11:住み続けられるまちづくりを」や「目標4:質の高い教育をみんなに」に貢献するものです。
生徒たちがSDGs演習で培った視点と研究力を生かし、地域社会の課題解決と持続可能なまちづくりに貢献する優れた提案として、高く評価されました。





