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【サンゴ研究部(高校生)】サンゴ礁が隆起してできた「喜界島」で実地研修・交流会を実施!

2026.08.07

7月24日から3泊4日、玉川学園サンゴ研究部の生徒・学生たちが鹿児島県・喜界島を訪れ、研究合宿を実施しました。

今回の研修は日本航空株式会社(JAL)および日本エアコミューター株式会社(JAC)のご協力のもと、環境保全ツアーの一環として実現しました。滞在先には、JACが運営する廃校をリノベーションした宿泊施設「JAC HAUS」を利用させていただきました。

上空からみた喜界島の様子
喜界空港に到着し、研修がスタート

研修の目的

鹿児島県喜界島は、年間約2mmという世界屈指の速度で隆起を続ける「隆起サンゴ礁の島」です。島全体が天然の博物館とも言えるこの地で、地球科学と海洋生態系を複合的に学ぶことを目的としました。

近年問題となっている海水温上昇に伴うサンゴの白化や海洋資源の変化を通し、生徒一人ひとりが「環境問題とどのように向き合っていくか」を主体的に考え、得られた知見を今後の論文や成果報告会、国際コンテスト等で発表・発信することを目指しています。

研修の主な内容と活動の様子

① 隆起サンゴ礁の島を巡る「ジオツアー」で成り立ちを学ぶ

ECOガイドさんのご案内のもと、バスで島内を巡るジオツアーに参加しました。数万年規模の地質学的プロセスによって形成された喜界島独特の地形や、島民の生活とサンゴの密接な関わりについて体感的に学びました。

ジオツアーでの学習風景

② ダイビングによる海洋観察と「喜界ブルー」の海

ヨネモリダイビングの協力のもと、2ボートダイビングを実施しました。透視度20メートルを超える「喜界ブルー」の海では、普段研究を行っている東京湾(千葉県勝山)などの海況・海洋生物との違いを直に体感することができました。

ダイビング中の海中風景
(透明度抜群の「喜界ブルー」の中で、豊かな海洋生態系をダイビング観察)

③ サンゴ礁科学研究所での実地研修と調査手法の習得

NPO法人「喜界島サンゴ礁科学研究所」の研究員の方々より直接ご指導いただき、世界共通のサンゴモニタリング手法や環境DNA分析との複合的な利用について学習。ハワイビーチでのシュノーケル調査では、習得したばかりの調査方法で熱心にサンゴの被度記録をとりました。

サンゴ礁研究所の先生方からの講義と実習の様子
サンゴ礁研究所の先生方からの講義と実習の様子
ハワイビーチでのシュノーケル調査(研究員の方の指導のもと、真剣な眼差しでサンゴの被度記録をとる生徒たち)

多角的な交流:島民や専門家など総勢58名との懇親会

最終日の夜には、賑やかな懇親会BBQを開催しました。地元島民の皆様をはじめ、神戸大学大学院生、農林水産省の方々、JAL、JACの皆様など、立場や世代を超えた総勢58名が集まってくださいました。
環境保全や地域の未来について熱心に語り合い、多様な視点から「環境問題との向き合い方」を深める大変貴重な交流の場となりました。

(左)島民との大懇親会 (右)宿泊施設「JAC HAUS」内で記念撮影
総勢58名が参加してくれた懇親会BBQ。いつものサンゴポーズ(右手3、左手5)で集合写真。
温かい交流の中で多くの刺激を受けました

参加生徒のコメント抜粋

11年 和田ひなた

喜界島研修を通し、新たな環境調査方法や、水中で自由に動き回るためのコツなど、喜界島でしか得られないような経験をさせていただきました。特に喜界島サンゴ礁科学研究所の鈴木先生からご教授いただいたLIT法と呼ばれる新しい調査方法は、長期、定期的な観測に適していると教えていただきました。自分が行っている研究についても研究所の方にアドバイスをいただき、今後の研究活動をより良いものにしていきたいです。また、喜界ブルーと呼ばれる透視度25m近い海水環境下でダイビングを行ったことで、全体を俯瞰して見ることができたため、今まで以上に安定して潜ることができました。この感覚を忘れずに、次回以降の潜水に生かしていきたいです。

10年 吉住実咲

本研修では、島や島民の方々との交流を通して、地質学の観点からサンゴの役割を体感することができました。特に、展望所であるテーバルバンタでは、サンゴ礁が隆起してできた喜界島の歴史を、実際に景観を見ながら視覚的に学べたことが印象に残っています。また、島民交流の際には、サンゴ研の先生や島民の方々に研究の後押しをしていただき、自信につながりました。今回つながったご縁を大切にし、今後も研究に邁進していきたいと思います。

まとめと今後の展望

念願であった「サンゴ礁でできた島」での実地研修は、生徒・教員一同にとって学びと感動に満ちた貴重な機会となりました。専門的な調査はもちろん、島民の皆様のおおらかな人柄や地域への愛着に触れ、「自分たちも地域社会へどう貢献できるか」を深く考えるきっかけとなりました。今回の学びを糧に、8月からの国際コンテスト「Global Link Singapore 2026」での英語研究発表、全国大会「SDGs QUEST みらい甲子園 JICA国際協力みらい賞発表会」をはじめ、今後の研究成果の発信に繋げていきます!

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