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9年生(中学3年生)が模擬選挙を体験

2014.02.07

2月5~6日の2日間、9年生(中学3年生)が高学年校舎のMMRC(マルチメディアリソースセンター)において模擬選挙を体験しました。

9年生の「現代の社会」の授業では、生徒たちが有権者になった際に候補者の主張を理解した上で1票を投じることができる目を養って欲しいというねらいから、「模擬選挙」を行っています。今回は9日に行われる東京都知事選挙が題材です。まず、授業の中で若年層の投票率の低さと政治への無関心が問題として取りあげられました。

総務省の調べによると、平成21年の衆議院議員総選挙の投票率が高い年齢層は65~69歳で85%、逆に最も低い年齢層は20~24歳の47%でした。これでは候補者が票を得たいがために、高齢者層向けの政策を打ち出してしまうかもしれません。さらに、若年層が高齢者層に比べて社会保障費を受ける割合が著しく低いことを例に、生徒たちは選挙において若者が1票を投じることで国の政策に関わることの大切さを学びました。

次に、生徒たちは「選挙公報」で、それぞれの候補者の主張や政策を知り、自らがどのように感じたかなどの考えや疑問をまとめます。今回の都知事選では、候補者の主張に原発・東京オリンピック・変革がキーワードとしてたびたび登場することをふまえ、いよいよパソコンで「ボートマッチ」にチャレンジ。

  • ボートマッチとは、インターネット上で有権者が自身の考え方に近い政党や候補者を知ることができる無料の投票補助サービスです。英語のvote(投票)とmatch(適合すること)を組み合わせた言葉で、選択式のアンケートに答えると、回答に近い考え方の政党や候補者に対する一致度を数値化して知ることができます。

未来の有権者たちは、自らの考えがまとまったら模擬投票所へ向かいます。受付で投票用紙をもらい、実際の投票用紙記入スペースにおいて記入をすませ、実際の投票箱に投票用紙を投函。投票が完了すると「VOTED!」のシールがもらえます。

投票を終えた生徒は、「今までは、実際に投票所の中で何が行われているかがわからなかったので不安でしたが、模擬選挙のおかげで有権者になった時の不安がやわらいだ気がします」と語ってくれました。

なお、放課後のアトリウムでは、中央委員会が選挙管理委員会の役目を果たし、下校途中の5-12年生(高校3年生)に模擬選挙への参加を呼びかけ、模擬選挙への参加を促しました。通りかかった5-6年生は、分からないところを上級生に聞きながら、模擬選挙を体験しました。

生徒たちが有権者になった時に、自らのしっかりとした考えに基づいた1票を投じるための貴重な体験ができた2日間でした。


キャラクターの"めいすい"くんが学園長(写真右)に投票を呼び掛ける様子

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