中学部・高等部の教育

「神と人とに愛される」人に
- 考え、行動できる玉川っ子の育成

「イエスはますます智恵が加わり、背たけも伸び、そして、神と人から愛された。」
創立者小原國芳が中学生が生活する校舎に創立以来掲げた聖句です。
中学生時代は心身ともに大きく成長する大切な時期です。玉川学園ではこの大切な成長の時期に多くのことを体験し、一人ひとりの力を引き出す質の高い教育プログラムを展開しています。生徒たちは日頃の学習、自由研究(総合学習)、礼拝(宗教教育)、委員会や当番活動、クラブ活動などを通して、自分の持つ可能性に気づき、将来への夢を持つようになります。多くのことを学び、身体が大きく成長するだけでなく、善悪の判断ができる誠実な人として成長してほしいという創立者の願いが込められているのです。
中学生らしく溌剌と活発な学校生活を送り、自分の存在の大切さ、自分を支えてくれる多くの人々への感謝の気持ちを持ち、やがて、自分の役割、使命に気づいていきます。今急速にグローバル化する社会の中で子どもたちは、様々な考え方の違い、文化の違いなどを乗り越えて、今まで経験したことのないことに挑戦していきます。そのような社会でこれから生きていく子供たちに求められる力は、多様性に対応し、お互いを認め合い、何もないところに新しい物を創り上げていく力です。
私たちは子供たちに、様々なチャンスを与え、未知のことに挑戦し、自分の夢を実現させる生徒を育てています。中学生時代にしっかり学習の基礎を固め、高校、大学、社会でも活躍するための基礎を身につけさせます。そして、社会から必要とされ、思考力と判断力を持ち、「神と人から愛される」人を育成します。

教育部長(5~8年生担当) 伊部 敏之

目標実現への道筋を歩む段階

9年生からの4年間は自己を見つめ可能性を実現する道を歩み始める段階です。玉川教育で大切にしてきた「自学自律」の精神は生涯にわたり求められます。状況を把握する力、原因を分析し課題を明確にする力、意思を決定する判断力などは社会人、いや国際人として望まれる資質です。そして、その土台に求められるのが確かな学力です。
しかし今の時代、学力だけが問われるわけではありません。朝会で歌い礼拝で祈るという日々の生活や、委員会で活動しクラブ活動で汗を流す体験、音楽祭や体育祭の感動、日々の友人との語らい、異文化交流の経験など、これらが学力の基盤となりトータルバランスの上に豊かな成長が約束されるのです。
高等教育を視野に入れ、確実な学力や学習習慣を生徒に備えさせる大学教育準備は前段階の初等中等教育にとって重要な課題です。その意味では現在の充実した履修体系や、高大連携プログラムの数々は高学年教育課程の大きな特徴です。また、探究学習を中心としたプロアクティブラーニングコースの存在や、スーパーサイエンスハイスクールの実績、国際基準の教育をめざす国際バカロレアの実績や理念は高学年全体の教育に影響を与え始めています。
中学年で将来の夢から吹いてきた風を受け止めた生徒たちに、今度は夢をかなえるための具体的な道筋を歩ませる段階、それが高学年の教育のめざす方向なのです。

教育部長(9~12年生担当) 長谷部  啓

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