玉川学園がスーパーグローバルハイスクールに指定されました

2014.04.28


玉川学園高等部・中学部(7年生~12年生)は、「スーパーグローバルハイスクール(通称SGH)」に指定されました。指定校の内訳は国立4校、公立34校、私立18校となっています。指定を受けた56校のうち、スーパーサイエンスハイスクール(通称SSH)にも指定されているのが本学を含めて13校、そのうち私立学校は5校です。

スーパーグローバルハイスクールは、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的に、国内の高等学校や中高一貫教育校の中から50校程度を国が指定するものです。今回指定を受けた56校は、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力などの国際的素養を育成するために、先駆的な教育課程を研究開発します。

指定期間は5年間、国公私立合わせて246の指定希望校の中から、厳しい審査を通して選定されました。審査項目は、構想の目的、達成目標・具体的目標、管理機関の取組、研究開発体制、経費、研究開発計画・内容など多岐に渡り、書類審査で100校程度、さらにヒアリング審査で56校に絞られました。


玉川学園のスーパーグローバルハイスクール(SGH)サイト

スーパーグローバルハイスクール指定の背景

玉川学園(K-12)では、生徒が生きていく将来の社会環境を見据えた教育活動のあり方を模索し、「世界に通用する人づくり」をスローガンとした「玉川21世紀プロジェクト」を進行してきました。このプロジェクトは様々な国際交流活動の充実や国際的な学校協会への加盟、国際的な学校認定団体からのアクレディテーション取得、国際バカロレア(IB)クラスの設置などを通じたグローバルスタンダード化への対応を大きな柱としています。

その結果、恒常的な海外交流校7カ国14校を有し、それらの学校との間で、個別プログラム(平成24年度は45プログラム)として年間約300名の派遣、約200名の受入れを行っています。28カ国97校によって構成される国際的な学校連盟ラウンドスクエアには2005年に日本唯一のメンバー校として認定され、環境や国際的な問題をテーマにした、ディスカッションやボランティア活動などが行われる国際会議に生徒を派遣しています。アクレディテーションはWASCが指導言語を英語としている学校に限定している関係で、同等の団体として2004年にCITA*1、次いで2006年にNCA CASI*2から認証を受けており、学校評価活動もこの国際基準への適合を踏まえた運用を推進しています。また、国際バカロレアプログラムは2007年から中等教育に導入し、現在は国際バカロレア機構よりIBワールドスクールとしての認定を受けています。(2012年からは文部科学省より教育課程特例校指定)

上記に示すように、玉川学園は学校のグローバルスタンダード化に積極的に取り組んできた歴史を有しています。また、わが国の学校制度や法的な枠組みの下でグローバルスタンダードを導入し融合していくという、たいへん困難な作業の中で、多くの経験を積み上げることにもなりました。

これらの実績はいわばグローバル人材育成のためのパーツであり、経験値や実践組織はそのベースとなるものですが、これらをいかに有機的に結びつけ、組み上げ、完成させていくかという点において、このスーパーグローバルハイスクール指定を受けたことにより、他校にない先駆的なカリキュラム開発を行うことができると考えています。

CITA*1:Commission on International and Trans-Regional Accreditation・2008年にNCA CASIと統合
NCA CASI*2:North Central Association Commission on Accreditation and School Improvement

国際バカロレア(IB)クラス
世界標準の教育で、海外の大学で学べる人材を育成

スーパーサイエンスハイスクール
国際的な科学技術系人材を育成

ラウンドスクエア
世界の高校生と互角に議論できる人材を育成
より詳しく

玉川学園の研究開発計画の概要

  • 研究開発構想名 国際機関へキャリア選択できる全人的リーダーの育成
  • 研究開発の概要 国際機関や国際NGOでリーダーとして活躍するために必要な、多様な文化を理解し、世界の諸問題に興味を持たせます。その上で、正しい判断をし、強い意志を持って実行するためのコミュニケーション能力・語学力とリーダーシップを育成します。グローバルな学校としての文化を根付かせるために教員研修にも重点をおきます。
  • 課題研究について
    SGHに関わる諸活動を(1)世界の課題、(2)可能性、(3)空間、(4)私、(5)師の各5分野に取り組ませ、中学3年~高校3年までの4年間で国際機関へキャリア選択を実現するための全人的リーダーとしての資質を養うカリキュラム開発を目的としています。
    「国際機関へキャリア選択する全人的リーダーの育成」カリキュラムの包括要素


玉川学園のスーパーグローバルハイスクール(SGH)サイト