2014年・春 熱中症予防について
暑くなり始めにも発症
本格的な夏の到来を前の暑くなり始めにも、熱中症は発症しはじめます。熱中症は、適切な予防をすれば防ぐことができます。夏日も多くなり始めたこの時期から熱中症を正しく理解し、熱中症予防に努めてください。
熱中症とは
熱中症は、高温の環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能がうまく働かず、体温が著しく上昇するなどして発症する障害の総称です。
熱中症の症状には段階があります。
- I度(軽度):筋肉のこむら返りや、立ちくらみが頻発する。大量の発汗など。
- II度(中等度):めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感など。
- III度(重症):意識障害、おかしな行動をとる、けいれん、高体温など(救急搬送が必要となる)。
I度では、涼しいところへ移り、水分を補給するなどの処置で回復可能です。必ず誰かが見守り、症状の変化に注意して下さい。II度以上の場合は、健康院など医療機関を受診してください。
熱中症は、放っておくと死に至ることがありますが、予防法を知り早期発見をすることで、重症化を防ぐことができます。節電を意識するあまり健康を害することのないよう、気温や湿度の高い日には無理に我慢せず、適度にエアコン等を使用して、暑さを避け、熱中症を防止していただくようお願いします。
熱中症の予防法
予防には「水分補給」と「暑さを避けること」が大切です。
水分・塩分補給
- のどの渇きを感じなくても、こまめな水分補給を。
熱中症になりにくい室内環境
- 扇風機やエアコンを使った温度調整
- 室温があがりにくい環境の確保(こまめな換気等)
各自の体調管理
- 体調不良や睡眠不足時は、平常時より注意が必要。