館内のご案内
- 常設展示時のマップになります。企画展などで内容が変更になる場合があります。最新の開館状況は「開館カレンダー」でご確認ください。
- 展示室は、博物館の建物の2階になります。館内にはエレベータが設置されておりませんので、体のご不自由な方で見学をご希望の方は、お手数ですが事前に当館まで電話でお問い合わせください。
- 館内にトイレはありません。アートセンター奥のトイレをご利用ください。
第一展示室(日本教育史・小原國芳関係資料)
幕府直轄の学問所である昌平坂学問所、各藩の、武士の子弟の教育機関である藩校、学者達が開いた私的教育機関である私塾と、一般庶民を対象に、いわゆる「読み」「書き」「そろばん」の初歩的、実用的な知識を授ける私的教育機関寺子屋の展示です。なお、意外に高度な江戸時代の科学の一端として解体新書、司馬江漢の天球全図なども展示しました。
後半は、この豊かな江戸時代の教育的基盤の上に、先進地域欧米の制度や新知識を取り入れ、世界でもまれな、公教育の急速な普及を果たした明治時代以後の学校教育を概観します。その中で特に大正時代の、いわゆる「大正デモクラシー」といわれるほんのひとときの自由な風潮の中、「八大教育主張講演会」が開かれ、そこで語られた小原國芳の「全人教育論」を始めとした新教育運動を加えました。
最後に、その「全人教育」実現を夢見てこの地に玉川学園を開いた小原國芳の生涯および玉川学園の歴史を、写真や種々の資料とともに展示してあります。なお、当博物館では各時代の教科書の収集には特に力を入れてきましたが、新たに台湾、朝鮮総督府及び奉天省教育庁発行のいわゆる旧外地教科書の一部を展示しました。
- 企画展などで内容が変更になる場合があります。最新の開館状況は「開館カレンダー」でご確認ください。
第二展示室
欧米、日本の絵画、彫刻、版画、工芸品など約900点を所蔵している。コレクションとしては20世紀のキュビスム、未来派、形而上絵画派、構成主義の流れにある作家たちの作品と第二次大戦後の抽象表現主義、アンフォルメル、ライト・アート、オプティカル・アート、幾何学的抽象、ポップ・アートなどをはじめ欧米、日本の現代美術作品があります。版画では幕末から明治にかけての錦絵や現代の版画を所蔵しています。
このほか、東方正教会で敬拝されるイコン(聖像画)のコレクションやイタリアの17世紀から19世紀にかけての絵画を所蔵しています。
- 企画展などで内容が変更になる場合があります。最新の開館状況は「開館カレンダー」でご確認ください。
ホール
ホールには、アフリカのガボン共和国ランバレネで50余年にわたり医療奉仕活動を行ったノーベル平和賞受賞者のアルベルト・シュヴァイツァー資料、19世紀に活躍したイギリス人の博物学者ジョン・グールドが制作した鳥類図譜全40巻(月替わりで2冊ずつ公開)、多摩丘陵につながる玉川学園構内および近隣遺跡などから出土した考古資料、本学礼拝堂に設置されていた初代のオルガン、そしてスペイン人チェリストのガスパール・カサドと日本人ピアニストの原智恵子夫妻に関係する音楽資料などを展示しています。
ミュージアム・ショップでは、過去の企画展の図録や関連商品の販売を行っています。玉川学園前駅北口のキャンパスストアでも購入可能です。通信販売をご希望の方は、購買部が窓口となりますので、「購入方法のご案内」に従って手続きを行ってください。
お知らせ
ジョン・グールド鳥類図譜の原本を、当館ホール内に展示コーナーを設け、月替わりで2冊ずつ公開します。開くページは1週間ごとに変更する予定です。
2024年度4月-9月の展示予定
- 4月
『アジア鳥類図譜』第3巻、第4巻
- 5月
『アジア鳥類図譜』第5巻、第6巻
- 6月
『イギリス鳥類図譜』第1巻、第2巻
- 7月
『イギリス鳥類図譜』第3巻 、第4巻
- 8月
『アジア鳥類図譜』第7巻、『イギリス鳥類図譜』第5巻
- 9月
『ニューギニア及びパプア諸島鳥類図譜』第1巻、第2巻