2014年・秋 インフルエンザ予防について
今年度もインフルエンザ流行のシーズンが近づいて来ました。インフルエンザは個人の健康を損なうだけでなく、大流行により、仕事の支障がでるなど、社会的にも重大な影響をきたします。積極的な予防と治療による効果には、さまざまな社会的メリットがあります。ワクチン接種や、日頃からできる予防でインフルエンザの予防に努めましょう。
ワクチン接種の効果および接種時期
ワクチン接種は、発症をある程度抑え、重症化を予防する効果があるため、現在高齢者や基礎疾患のある方、また医療・介護従事者には積極的に勧められています。 ワクチン株と流行株が一致している場合には、65歳以下の健常成人での発症予防効果は70~90%です。
日本では、インフルエンザは例年12月~3月頃に流行します。ワクチン接種による効果が出現するまでに2~3週間程度を要することから、11月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。なお、個人差があるものの、ワクチンの効果は5ヶ月程度持続します。
ワクチン接種が不適切な場合
以下の項目に該当する場合、インフルエンザワクチン接種は不適切となります。詳細については医師に相談してください。
- 発熱のある方(37.5°C以上)
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 過去にインフルエンザワクチンに含まれる成分で、アナフィラキシー(即時型アレルギー)を起こしたことがある方。
- その他、医師が予防接種を受けることを不適当と判断した方
- 接種対象人数とワクチン供給数の問題などより、健康院での接種は行っておりません。お近くのかかりつけ医などで、積極的に接種をお受けください。
日常生活でできる予防方法
- 栄養と休養を十分取る。
- 人ごみを避ける
- 適度な温度、湿度を保つ
- 外出後の手洗いとうがいの励行
- マスクを着用する。