2023年・秋 冬に向けた感染症対策について
新型コロナウイルスの世界的流行により、例年のインフルエンザ流行が抑制されたため、人々のインフルエンザに対する免疫力低下が懸念されています。本年度は全国で、すでにインフルエンザの感染者が増加する一方、新型コロナウイルスの変異株感染者も増加傾向となっています。冬季は学校や一般社会におけるイベントも多く、様々な感染症が拡大しやすい時期です。
ワクチン接種の効果および接種時期
インフルエンザワクチン、新型コロナウイルスワクチンは、発症をある程度抑え、特に重症化を予防する効果があります。高齢者や基礎疾患のある方、また医療・介護従事者には積極的に接種を受けることが勧められています。本年度から、両者の同時接種も可能とされ、関係の情報は厚生労働省のホームページなどに提示されています。希望する人は、10~11月に最寄りのクリニックや接種会場等で接種をお受けください(新型コロナウイルスワクチンは無料、インフルエンザワクチンは有料です)。
日常生活でできる主な予防策
- 十分な休養・栄養・水分をとり、規則正しい生活を送る
- こまめな手洗いと手指消毒の励行
- 人ごみや繁華街への外出は必要時のみとする
- 適宜マスクを着用する
感染症が確定した場合
新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ感染者は、学校安全衛生法規則により出校停止と定められています。感冒様症状がある時は、できるだけ外出を控えましょう。また、症状が重いと感じたら、近くの医療機関で診療を受けてください。自己抗原検査や医療機関で感染症が確定した場合は、公欠が認められています。誰もが不可抗力でインフルエンザや新型コロナウイルスに感染することがありますが、不注意で周囲に感染を広げてしまうことは、ぜひ避けたいものです。