スタッフ便り
vol.5 2026.01.26
冬に気をつけたい「ヒートショック」
冬は一人暮らしの学生はもちろん、自宅から通学している学生にとっても、朝晩の冷え込みがつらい季節です。
帰宅後に冷えた部屋へ入ったり、夜遅くにお風呂へ向かったりと、住まいによっては温度差を感じやすくなる場面が増えます。
こうした温度差に注意したいのが、家庭内で起こりやすい「ヒートショック」です。
ヒートショックとは
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく上下し、心臓や脳の血管に負担がかかることで起こる健康障害のことをいいます。特に冬場は、暖かい室内から冷えた脱衣所や浴室へ移動する際にリスクが高まり、めまいや失神、心臓・脳のトラブルにつながることがあります。
ヒートショックが起こる仕組み
寒い場所では体温を保つため血管が縮み血圧が上昇します。その状態で温かい湯につかると、血管が急に広がって血圧が低下します。このような急激な血圧の変化がヒートショックを引き起こします。暖かい部屋から寒い脱衣所に移動したり、冷えた浴室で衣服を脱ぐ時なども注意が必要です。
症状

ヒートショックが起こると、以下のような症状が見られることがあります。
- めまい、立ちくらみ
- 意識を失う
- 脈が不規則になる
- 胸が苦しい、息がしづらい
- 手足のしびれや力が入りづらい
ヒートショックが起こりやすい人
- 熱い風呂を好む方、長時間入浴する習慣がある方
- 水分補給をあまりしない方
- ストレスや疲労で自律神経が乱れがちな方
- 飲酒後の方
- 筋肉量の少ない方
- 高齢の方
- 高血圧や糖尿病など血管に負担がかかる持病がある方
- 動脈硬化のリスクが高い方
- 肥満や睡眠時無呼吸症候群のある方
予防のためにできること
- 脱衣所や浴室を暖める
- お湯の温度は38〜41℃程度にする
- 入浴前後にコップ1杯の水を飲む
- いきなり湯船に入らず、かけ湯で体を慣らす
- 食後や飲酒後の入浴は避ける
- 入浴時間は10〜15分以内にする
- 一人での入浴を控える(特に高齢者)
- 家の中の温度差をできるだけ小さくする
ヒートショックが疑われる場合の対処
- 浴槽内で倒れている場合はお湯を抜いて溺れないようにする
- 意識がない場合はすぐに119番へ連絡
- 呼吸が確認できない場合は胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う
- めまいやふらつきを感じたら、その場で座るかしゃがみ無理に動かない
まとめ
一人暮らしのアパートでも、ご自宅でも、冬の室内は思わぬ温度差が生まれやすいものです。ほんの少し気をつけるだけでヒートショックはしっかり予防できます。
寒い季節の学生生活を安全に過ごすためにも、今日からできる工夫を取り入れてみてください。