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スタッフ便り

vol.3 2025.10.01

発達障害について

発達障害という言葉を聞いたことがありますか?

メディアで取り上げられることもあるので、言葉は知っているかもしれません。今回は発達障害について少し整理してみようと思います。

発達障害から神経発達症へ

発達障害はアメリカ精神医学会のDSM-5-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル第五版改訂版)では「神経発達症群」分類に変更されており、その名の通り生まれつきの神経発達の問題だと考えられています。

日本の発達障害者支援法では発達障害は「自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢に置いて発現するもの」と定義されています。

今回は、DSMの「神経発達症群」の中で「自閉スペクトラム症(ASD)」、「限局性学習症(SLD)」、「注意欠如・多動症(ADHD)」に分類されるものをご紹介します。

自閉スペクトラム症

人の表情を読み取るのが苦手だったり、強いこだわりを持っていたりします。曖昧な言葉が苦手だったり、相手との距離感をつかむのが難しかったりするため、人間関係でトラブルが起こりやすいことがあります。

限局性学習症

知的な発達に問題はないけれど、話す、読む、書く、計算するなど特定の分野がうまくできないことがあります。得意なことと苦手なことに差が大きくなりがちで、周りからは「努力していない」と誤解されることもあります。

注意欠如・多動症

症状が不注意と多動・衝動性の二種類に分けられます。不注意は気が散りやすい、忘れ物が多いなど、多動・衝動性はじっとしているのが苦手、思いついたことをすぐに言ってしまうなどの問題が生じることがあります。

自分の特性を知ろう

発達障害は診断が出るほどではなくても、傾向があるだけで対人関係やコミュニケーション、課題の遂行、スケジューリングなど社会生活を送る上で困難が生じやすいことがあります。

もし、自分が発達障害の特性を持っているかもしれないと感じたら、まずは自分の特 性を理解することが大事です。

例えば、「やらなければならないことが期日までに終わらない」「友達を作るのが難しい」「気が散りやすい」などです。

もし困っていることがあるのなら、ひとりで抱え込まずに周りに相談してみましょう。意外と解決策が見つかることがありますよ。相談できる専門の窓口もあるので、気になることがあればいつでも相談してくださいね。

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