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ニルス・ブック像

ニルス・ブック(1880~1950年)は、大正元(1912)年のスウェーデン・ストックホルムのオリンピックでデンマーク体操団を指揮するなど体操家として活躍、デンマークオレロップ国民高等体操学校(現オレロップ体操アカデミー)創始者であり、「デンマーク体操(基本体操)」を考案した人物である。

ニルス・ブックの像は、平成21(2009)年まで等身大のものが大体育館ロビーに設置されていた。これは昭和50(1975)年にオレロップより体操チームを招聘するにあたり、彫刻家の松田芳雄氏が制作したものだった。そして、平成23(2011)年、オレロップ国民高等体操学校「東洋分校」80周年を記念して、本学記念体育館前に新しいブロンズ製の「ニルス・ブック像」を建立した。台座には創立者小原國芳による題字が用いられている。

創立者は、欧米教育視察の途中、デンマークにおいてニルス・ブックの体操学校を訪ねた。筋肉や関節の柔軟によって身体の基礎的改善、発育の促進を目的とするデンマーク体操の真髄に触れた創立者は、昭和6(1931)年にニルス・ブックをはじめとする体操チームを日本に招聘し、日本全国にデンマーク体操を紹介した。そして、本学は、オレロップ国民高等体操学校の「東洋分校」として認定され、それ以降、デンマーク体操の講習会を頻繁に開催するとともに、体操教員をデンマークに派遣したり、体操の研究と普及に尽力してきた。現在も本学の体育祭で発表される体操は、デンマーク体操を基本としている。

参考文献

小原芳明編『全人』No.759 玉川大学出版部 2012
『玉川学園の教育活動 玉川大学の教育活動 玉川大学大学院の研究活動』(2008~2009)
「科学するTAMAGAWA 健康な心身をつくる『デンマーク体操』の過去・現在・未来」
(本学ホームページ「ひと。ゆめ。まなび。」/2011.12.23)

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