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サモトラケのニケ像

「ELF Study Hall 2015」の2階正面玄関入ってすぐの「TAMAGOラウンジ」に、サモトラケのニケ像がある。サモトラケのニケ像は、1863(文久3)年にエーゲ海のサモトラケ島(現在のサモトラキ島)で発見された勝利の女神像で、ルーヴル美術館の一際目立つ場所に所蔵されていることでも有名である。

玉川の丘につくったきっかけは、1972(昭和47)年、文学部芸術学科(現在の芸術学部)の校舎のシンボルになるものを探していた小原哲郎の頭に浮かんだのが“勝利の女神ニケ像”だったことからである。当時の日本にはほとんどなかったニケ像は、日本で模作する権利を唯一所有していた石膏所の協力で、1年後の1973(昭和48)年に完成し、文学部第2校舎(現在の大学2号館)の玄関に設置された。その後大学5号館落成の際に現在の場所に移された。大学5号館はELF Study Hall 2015に衣替えしたが、ニケ像はそのままの場所で、勝利の女神として学生たちを見守り続けている。

参考文献

『玉川学園の教育活動 玉川大学の教育活動 玉川大学大学院の研究活動』(2008~2009)
玉川学園 2008年

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