イタリア絵画
イタリアのヴェネツィア派、カルロ・ドルチ派、ティエポロ派などの絵画作品があります。
(第二展示室)
観想の聖母マリア

17世紀後半 キャンバスに油彩 104.0×126.0㎝
聖母マリアがやがて救世主となるイエスを見つめ、観想している場面である。上方には天 使たちがイエスの誕生を祝している。本作品は、17世紀のフィレンツェにおいて古典的な美と調和を格調高く表現した画家カルロ・ドルチの系統に属すると考えられる。
キリストとサマリアの女

17世紀前半 キャンバスに油彩 78.0×95.0㎝
イエスがサマリアの街を通ったさい、ヤコブの井戸のそばで休んでいると、そこにサマリアの女が水を汲みにきた。イエスは水を飲ませてくれるよう頼み、しばらく話し合った。本図はこの場面を描写したもので、サマリアの女がいぶかしげに井戸のそばのイエスと話し合っている。右側は食物を買いに行った弟子たちが帰ったところである。