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「タイ旅行企画コンテスト2016」でグランプリを受賞した観光学部の学生が、モニターツアーに参加

2016.05.24

以前に観光学部の学生4人が「タイ旅行企画コンテスト2016(主催:タイ国政府観光庁、ダイヤモンド・ビッグ社)」で、グランプリに輝いたことをお伝えしました。

花馬車が走るランパーンにて

受賞したのは4年の池元翼さん、大山広美さん、田島佳奈さん、長坂はるかさん(受賞時は3年)。そして4人の代表として田島さんと長坂さんが、3月3日(木)から5日間の日程でモニターツアーに参加しました。

今回のコンテストの課題は、タイ北部の街であるチェンマイとランパーンを組み込み、学生をターゲットとしたツアーを企画することでした。4人はインターネットを中心に、オーストラリア留学などで培った語学力を生かしてさまざまな情報を収集。細部まで練られたプランが評価されました。

中村 哲准教授
田島 佳奈さん

観光学部で「観光行動論」を担当し、今回のコンテストへの参加を呼びかけた中村哲准教授によると「情報量の少ない街の魅力をどうやって見つけ、どうやってアピールするかという課題を、学生たちは実際に現地のホテルに問い合わせたりしてまとめ上げました。今回のモニターツアーは、自分たちが企画したプランを現場で検証する、またとない機会になったと思います」と話します。

「もともとタイに関する知識はあまりなかったので、ネットなどの資料を使って情報を集めていきました。ただ、バンコクやプーケットといったメジャーな観光地の情報は集まるのですが、チェンマイやランパーンの情報はとても限られていて、苦労しました」と田島さん。今回のコンテストでは訪れたことのない地域の旅行プランを立てることになりましたが、「ホームページやブログなど、ネット上の情報を収集するだけでも、旅行プランは立てることはできます。ただ、実際に訪れたからこそ分かる“その場所の良さ”もあるのだと今回のモニターツアーを通じて感じました」と長坂さん。たとえばチェンマイを訪れた場所で特に印象に残ったのは、おしゃれなカフェや可愛い雑貨屋さんでした。「チェンマイは、バンコクに次ぐ大都市。その一方で、京都のように伝統的なものが残る古都でもあり、ネット上ではお寺に関する情報が中心でした。実際に訪れてみると鮮やかな色使いの雑貨が店頭にならんでいて、とても魅力的でした。若い人を対象にするツアーならば、ウインドショッピングが楽しめるところにも注目し、企画に盛り込んでいくことが大切なのだと感じました」。

長坂 はるかさん

田島さんも「私が印象的だったのは、ランパーンの象保護センターです。象に直接乗って自然の中を移動し、川で水遊びもしました。象が耳をパタパタさせたり、しっぽを振ったりしている時は、幸せを感じているそうなんです。私が乗っている時にそのしぐさを見せてくれると、とてもうれしくて。世界中の人にこの体験をしてもらいたいと感じました」と語りました。「また実際に訪れてみると、安全面も確認できます。旅のプランを立てるには、実際の体験が本当に役立つのだと感じました」。最近はネットの画像を見ていれば十分と、海外旅行に行かない若い世代も少なくありませんが、「やはり文化など、その街の空気感や人との触れ合いなどは、実際に訪れなければ体験できないもの。そうした部分を発信していくことが、旅への憧れを喚起させていくのではないかと感じました」と田島さん。長坂さんも「今回のモニターツアーで体験したことを発信する現地レポートでは、現地ならではのタイの魅力を楽しんで読んでもらえるように心がけました。掲載する写真はインパクトのあるものをはじめに、色のバランスなども考えて選びました。説明文は五感を使った表現にして、読んでくださる方に思い浮かべてもらえるようしました」と振り返り、実際に配信したSNSでは読者が身近に感じられる工夫がされていました。

モニターツアーを通じて、現地に足を運び自分自身の目で確かめることの大切さを学んだ二人。旅行の企画を通して、たくさんのことを吸収してきました。今後は、所属した中村先生のゼミで、グループ研究と卒業論文の執筆を行うことになっています。今回の経験を活かし、さまざまな視点から研究を深めていきます。

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