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7月15日、幼稚部の保護者の方を対象にしたワークショップ「暮らしにハーブを」in 玉川学園"学園ハーブを楽しむひと時"が開催されました。

2016.08.08

玉川学園では、Tamagawa Vision 2020のもとに、61万㎡にわたる広いキャンパスに周辺環境と一体になったアカデミックな景観をつくるTAMAGAWA CAMPUS ACADEMIC GARDENの計画が進められています。その一環として、キャンパスにさまざまな種類のハーブを植栽し、豊かな緑の中には爽やかなハーブの香りが広がっています。そして、このハーブを生かした取り組みとして、7月15日(金)に幼稚部の保護者の方を対象にしたワークショップ「暮らしにハーブをin 玉川学園“学園ハーブを楽しむひと時”」が行われました。

このワークショップは、キャンパスに植えられている多彩なハーブを知り、日常生活の中で楽しむことを目的にしたもので、講師は「café house もん」でハーブを扱い、また、地域でさまざまな年代を対象にハーブのワークショップを開いている北村昌平さん、治子さんご夫妻です。お二人はともに玉川大学の卒業生。学友会報に北村さんが寄せた記事がきっかけとなって、講師を依頼し、卒業生によるワークショップが生まれました。

  • 屋外も教育活動の場と捉え、キャンパス全体像を「TAMAGAWA CAMPUS ACADEMIC GARDEN」として教育環境整備を進めています。これは季節の移り変わりが子供たちに自身の成長を実感させ、緑から生み出される日本の風土や自然との関わり方を考慮した取り組みです。

当日はあいにくの雨模様。集合場所の朔風館からハーブを摘みながら移動する予定でしたが、ハーブの説明を聞きながら、幼稚部に向かいました。雨に打たれたハーブは香りの袋がはじけ、いつもよりも鮮やかな香りを放っています。「触ることで香りがして、雨が落ちることで香りが増します。テレビやインターネットではできない直接の体験が子供たちの五感を磨きます」と治子さん。

幼稚部の多目的教室で行われたワークショップではハーブティーを飲んで落ち着いた後、予め摘まれた学園のラベンダー、ローズマリー、カモミール、タイム、オレガノなどに実際に触れながら、ハーブの由来やそれぞれの効能についてレクチャーを受けた後、好きなハーブを使って、匂い袋やリースを製作しました。また、クリームチーズにハチミツを加え、ラベンダーやタイム、ローズマリーをあしらえたディップづくりやアイスクリームに添えていただいたり、ハーブを香りだけではなく、味でも楽しみました。

「卒業後は、あまり玉川学園に足を運ぶ機会がなかったのですが、こういう形で学園をお手伝いできてうれしいです」と昌平さん。治子さんが用意したワークショップのレジュメには歌詞カードも用意され、参加者一同で合唱しました。そんなところにも玉川学園らしさが感じられます。ワークショップの最後に治子さんは「歌で玉川学園に通学していた当時を思い出すように、ハーブの香りでも心豊かな学園時代を思い出してください。雨降りの中の散歩はとても楽しかったです。画像ではなく経験を自分の体で確かめられる。玉川の教育の中でのハーブの位置づけがここにあると思います」と締めくくりました。

参加した保護者の方は、「学園のハーブについては父母の丘めぐりで目にしていて、興味はありましたが、これまでは景色の一つとして見ていました。今回のワークショップで、子供たちの五感を研ぎ澄ませるためのものであり、子供たちのことを考えて学園がハーブを植えているということが理解できました。香りと一緒に玉川の丘を思い出してくれたら、うれしいというお話でしたが、子供たちと一緒にハーブに触れて、香りを楽しみながら、毎日の通園を味わいたいと思います」と感想を語ってくださいました。

キャンパス内のハーブは大学教育棟 2014の裏手の道路沿い、南口から入った大グラウンドの横の道、りんどう食堂の前、フードサイエンスホールなどに植えられています。玉川の丘の記憶はいつまでも視覚だけでなく嗅覚にも刻まれることになるでしょう。

ラベンダー(SCI Tech Farm周辺)
ローズマリー(SCI Tech Farm周辺)
オレガノ(りんどう食堂周辺)
チェリーセージ(大学教育棟 2014周辺)

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