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思い出の詰まった大学4号館、奏楽堂などが解体される運びに。工事の無事を願い、安全祈願祭が執り行われました。

2016.11.01

先日、竣功の運びとなったUniversity Concert Hall 2016。これまで講堂として利用されていた施設に音楽教育に関連する施設を集約し、新たに生まれ変わりました。これにより、これまで芸術学部の音楽関連のコースで学ぶ学生が利用していた4号館および奏楽堂、器楽演習室は老朽化により解体されることになり、10月3日(月)に工事の無事を願う安全祈願祭が執り行われました。

4号館、奏楽堂、器楽演習室が建っているのは、芸術学部の学生が学ぶ大学3号館の裏手に位置します。芸術学部の、特に音楽関連のコースに在籍した学生や卒業生にとっては、自己研鑚の場として、仲間と切磋琢磨し濃密な時間を過ごした場所として深く記憶に残っているはずです。1972(昭和47)年に完成し、主に授業や音楽系教員の研究室としても使用した大学4号館。授業だけでなく吹奏楽部や合唱団の練習などでも使用された奏楽堂と個人練習用の個室が設置された器楽演習室は、1968(昭和43)年に完成。どの施設も音楽関連コースの授業やクラブ活動、継続学習センターの公開講座等で使用されてきました。先日も、思い出の詰まったこれらの施設が取り壊されることを聞いた玉川大学合唱団OBOG会の皆さんによって、奏楽堂でお別れ会が行われました。

大学4号館
奏楽堂
器楽演習室

この日の安全祈願祭は大学4号館内で執り行われました。今回も修祓、祝詞奏上などの神事を担当するのは鶴間熊野神社の池田宮司です。神事が滞りなく行われた後、関係者代表として小原芳明理事長と西松建設株式会社の近藤晴貞社長の挨拶がありました。
最初に小原理事長から「思い起こすと、この場所は杉の生えている何もない場所でした。そこにテニスコートができ、音楽関係の施設ができたわけです。当時としては最新の設備だったわけですが、学校の施設というものは常に新しいものを導入していく必要があり、こうして解体工事の安全祈願を行うこととなりました。解体工事が無事に行われることを願い、私の挨拶とさせていただきます」との挨拶がありました。

そして近藤社長からも挨拶がありました。「今回の解体を通じて、ますます敷地内の施設整備が進むことになります。これから解体に入りますが、厳しい動線の中で作業を行うことになります。学生の皆さんや学園関係者の皆さん、さらに近隣の皆様方にもご迷惑にならないよう配慮しつつ、工事を進めてまいります」。

この後、関係者による清祓いが行われ、建物の四隅に米、塩、お神酒が撒かれ、安全祈願祭は滞りなく終了しました。朝から降り続いていた雨が、安全祈願祭の時間だけほぼ止んでいたのが印象的でした。

大学4号館、奏楽堂、器楽演習室のなかでも特に南欧風の奏楽堂とロッジ風の器楽演習室は、建築デザイン的にも印象深く、芸術学部で学んだ卒業生の記憶に刻まれていると思います。今後はこれらの施設で行われていた授業や個人レッスンなどのすべてを、最新設備が整ったUniversity Concert Hall 2016で行っていくことになります。これからは、この施設が学生たちにとっての「思い出が詰まった場所」となるはずです。旧施設から新施設へ。この日、玉川学園の歴史に、また新しい1ページが加わりました。

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