たくさんの思い出を胸に、4月からは1年生に。幼稚部で卒園式が行われました。
3月15日(水)、幼稚部の卒園式が幼稚部ホールで行われました。玉川の卒園式では、卒園する年長組だけでなく、年中・年少組の保護者の皆さんも出席し、和やかな雰囲気の中で行われます。卒園児の入場まで、会場では3年間の歩みがスライドで映し出されます。はじける笑顔、お絵かき、水遊び…。遠足の帰りの電車でグッタリと眠っている様子には、会場からも笑いが起こります。5分間の短いスライドの中には、園児たちの成長のようすが刻み込まれています。
そして、いよいよ卒園児の入場です。「みんなともだち」を歌いながら、卒園児たちがとびきりの笑顔で入場してきます。全員が舞台壇上の座席に座ったところで、小原芳明学園長による訓示がありました。「幼稚部では玉川っ子の『きれいな心・よい頭・つよい体』の三つの約束を守り、たくさんのお友達と遊ぶようになりましたね。小学校では新しいお友達と一緒に勉強することになります。仲良く、元気よく、小学校生活を送ってください。卒園おめでとう」。保護者の皆さんに対しても「この3年間で子供たちはたくましく育ってきました。一番大きく成長しているのは、この時期ではないかなと思います。ただ、まだまだ多くの経験と教育が必要です。私たちも誠心誠意、子供たちの教育に携わっていきます」とメッセージを送りました。
4年生のお姉さんからもお祝いの言葉が贈られました。「私も4年前、この幼稚部を卒園しました。この丘には懐かしい思い出がたくさんあります。幼稚部は楽しかったと思いますが、小学校はもっと楽しいですよ。『きれいな心・よい頭・つよい体』をめざして、これからも頑張りましょう。私たちも応援しています」。そして卒園児からも卒園の言葉がありました。3年間の出来事や楽しかったこと、そして小学校でも頑張るという決意を、一人ひとりが立ち上がり、言葉をつないでいきます。最後は全員で「思い出いっぱいできました」と大きな声で言い、卒園の言葉は終わりました。
最後に、学園長からの卒業証書授与が行われました。名前を呼ばれるたびに、「はい!」と大きな声で返事をし、証書を受け取る園児たち。証書を小脇に抱えてしっかりと学園長と握手を交わす姿は、もう立派なお兄さん、お姉さんです。そんな園児たち一人ひとりに、学園長も優しく声をかけます。
こうして今年も、多くの園児が幼稚部を巣立っていきました。4月からはいよいよ1年生。新しいお友達と一緒の、新しい毎日が始まります。