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日本語短期研修に訪れた台湾の淡江大学生が、小学校でのプレゼンや日本語での発表に取り組みました。

2017.08.01

約3週間の日程で、リベラルアーツ学部の日本語研修プログラムのために玉川大学を訪れていた台湾・淡江大学の研修生たち。研修期間は日本語について学ぶだけでなく、さまざまなプログラムに取り組みました。
その一環として、7月4日(火)に町田市内の小学校へ赴き、プレゼンテーションを行うというプログラムに取り組みました。研修生たちは4つのグループに分かれ、それぞれ「台湾の食べ物」、「台湾の地理」、「台湾の観光」、「台湾の遊び」といったテーマに関してまとめ、小学3年生の児童の前で台湾を紹介します。前日のプロジェクトワークでは、リベラルアーツ学部の国際交流サポートチームのメンバーも加わり、入念なプレゼンテーションの最終チェックが行われました。

国際交流サポートチームは、研修生たちの作成した文章が日本の小学生にきちんと伝わるかどうかの確認をします。そして伝わりにくいと判断すれば、解りやすい文章へと変換します。「この表現で小学3年生に伝わるだろうか」と悩む場面もしばしばですが、サポーター生にとっても学びになったのではないでしょうか。
こうして各グループ10分程度の台本を完成させ、無事に小学生の前でプレゼンテーションを行うことができました。プレゼンを聞いた小学生は台湾を身近に感じてくれたでしょうか。

またこれまでの研修の総まとめとして、研修の最後に日本語での発表会が7月10日(月)に大学教育棟 2014内のアカデミックスクエアで行われました。
この日本語発表会は、研修生たちが4つのグループに分かれて行われました。日本を訪れて感じた疑問などをテーマにして、玉川大学の学生などにインタビューやアンケートを行いながら掘り下げていきました。発表された内容は以下の4つです。

  • 日本と台湾の大学生のライフスタイルの違い
    通学や食事、アルバイトなど、大学生の日常生活に関して、日本と台湾ではどのような違いがあるのかをアンケートなどを基にまとめました。
  • 日本と台湾の交通の違い
    タクシーのドアが自動で開閉したり、街中で原動機付きバイクを台湾ほど見かけないなど、台湾とは異なる日本の交通事情について調べました。
  • 日本と台湾の食事の違いについて
    「いただきます」で始まり、「ごちそうさま」で終わる日本の食事マナーや台湾との食習慣の違いを紹介しました。
  • 日本と台湾の季節の行事の違いについて
    お正月、七夕、中秋など、共通の行事も多い日本と台湾。そうした行事における日台の祝い方の違いについて考えました。

どのテーマも身近なところに着目し、それを深く掘り下げた内容となっていました。研修生たちの発表を聞きに訪れた国際交流サポートチームのメンバーから積極的に質問が行われただけでなく、発表者である研修生からも「具体的な意見が聞きたい」と、サポートメンバーに向けて質問がありました。こうしたところにも、3週間の間に培った研修生とサポートメンバーの交流の成果が表れていました。
各グループの発表を終えて、リベラルアーツ学部の渡邉正彦教授は「今日は日本と台湾の違いをテーマに発表をしてもらいましたが、どの内容もとても興味深いものでした。他国の文化を知ると、自分たちの文化を客観視できます。そしてその文化の変えていい部分、変えてはいけない部分も見えてくると思います。台湾の伝統行事に関する発表の中で、中秋に月餅を食べるという話があって、月餅の中に入っている具材がどんどん変わっているというコメントがありましたね。中身が変わったとしても、月餅を食べるという文化は変わらずに生き続けるわけです。台湾に戻っても、そうした文化の違いについて感じたことを、日々の生活や学びの中で生かしていってもらえればと思います」と話しました。

この日の発表で、淡江大学の研修生たちの全プログラムは終了しました。リベラルアーツ学部の学生にとって、シンガポール国立大学の研修生に続き彼らとの交流で得たことが、たくさんありました。

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