これから始まる大学生活への決意も新たに、玉川大学の入学式が行われました。

4月3日(火)、大学の入学式が行われ、2,000名近い数の入学生が新しい門出を祝いました。午前は文学部・農学部・経営学部・芸術学部・文学研究科・農学研究科・マネジメント研究科・芸術専攻科の入学生および芸術学部への編入学生、そして午後に工学部・教育学部・リベラルアーツ学部・観光学部・工学研究科・教育学研究科・教職大学院・脳科学研究科の入学生および教育学部とリベラルアーツ学部への編入学生という二部構成で執り行われました。


会場となった大体育館の中央に、少し緊張した面持ちで座っている入学生たち。そんな彼らの気持ちを整えるように、玉川大学管弦楽団による奏楽が奏でられます。国歌斉唱、入学生紹介に続き、小原芳明学長による訓辞がありました。「今日は入学おめでとう。これから始まる勉学では辛いこともあるかもしれませんが、それも一歩一歩前へ進むことで成就します。入学式とは、その気持ちを再度確認する日でもあるのです。学修の目標を掲げて取り組むことを期待します」。そう語りかけた上で、小原学長は玉川大学の指針であり、人生の究極的な意味を意味する"IDEALS"の重要性を説き、人間形成における真・善・美・聖・健・富という6つの価値を極めてほしいと語りかけました。
そして学長訓辞に応えるように、入学生代表による宣誓が行われました。建学の精神を理解し、勉学に励み、絶えず自己研鑽に努めることを誓った入学生代表。壇上でその決意が記された宣誓書を小原学長に手渡し、しっかりと握手を交わしました。

こうして、玉川の丘に玉川大学生が誕生しました。新しいスーツに身を包んだ学生たち。幼稚園児から高校生までが同じキャンパスで学んでいる玉川学園では、今日から上級生としての振るまいが求められます。また入学式直後からガイダンスなどが始まり、大学での勉強も本格的にスタートします。入学式で小原学長が触れた全人教育の理念やIDEALSについて、これからの学修活動や課外活動などを通して体得し、自分のものとしていくに違いありません。今年は既に満開を迎えた桜のように、卒業時には一人ひとりが大きな花を咲かせることを願っています。
人生の究極的な目標「IDEALS」
これからの社会で求められるグローバル人的資本(Global Human Capital)に求められるさまざまな資質。それらを総称して、IDEALSと呼んでいます。
- I:International Perspective/
物事を世界観でもって展望できる資質
- D:Democracy/
グローバル経済や政治で欠かせない民主主義思考
- E:Environment/
持続的経済発展のための環境保護に対する意識
- A:Adventure/
失敗を恐れない開拓者精神
- L:Leadership/
他人に依存せず、先頭に立つ気概
- S:Service/
公のために貢献できる気持ち、心構え
真・善・美・聖・健・富の6つの価値
玉川学園が掲げる全人教育の理念。人間形成において真(学問)・善(道徳)・美(芸術)・聖(宗教)・健(健康)・富(生活)という6方面の人間文化を調和的に豊かに形成することをめざしています。





