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「自分を越える」、強い気持ちが金メダルに。体育会ダンスドリルチームJULIASの、世界大学チアリーディング選手権大会優勝報告会が行われました。

2018.11.26

既にお伝えした通り、国際大学スポーツ連盟が主催する「第1回世界大学チアリーディング選手権大会」において、玉川大学体育会ダンスドリルチームJULIAS(ジュリアス)がTeam Performance Cheer Pom部門に日本代表として出場し、見事優勝。金メダルを獲得しました。
10月5日(金)・6日(土)にポーランドのウッチにあるウッチ工学院大学内のスポーツ施設で行われたこの大会で優勝したJULIASは、帰国後に小原芳明学長に結果を報告。そして11月1日(木)には、学内での報告会が行われました。
18時開始という遅い時間にも関わらず、学校関係者や取材の方々、そして保護者の皆さんが会場に集まりました。
主将の西原あかりさんの司会により行われたこの報告会では、監督、コーチ、学生センター長、そして学生が登壇し、チアダンスのことや大会のこと、そしてJULIASの取り組みなどについて説明しました。

チアの世界にはチアリーディングやチアダンスなどがあり、また演技内容も多岐にわたっているため、まだまだ統一されていない部分もあります。そうした中で国内外に団体が設立され、将来のオリンピック競技としての採用を目指して、今回は国際大学スポーツ連盟(Federation Internationale de Sport Universitaire = FISU)主催の大会が開催されました。
今大会ではHip HopやJazzなどの8部門で競技が行われ、JULIASはポンポンを使って演技を行うPom部門に出場。チームとしての正確さや均一性、一体感が重視され、シャープで力強いアームモーション、同調性が求められる部門です。
この大会の開催が発表された2015年からJULIASでも出場に向けて練習を重ねていましたが、当初は別の部門での出場を目指しており、Pom部門への挑戦を決めたのは昨年11月のこと。これまでのチアダンスの演技構成の中にもPomの要素はありましたが、これまで以上にスピーディでテクニカルな演技が求められ、部員たちにとっては悩み苦しんだ一年となりました。

「そうした中で、今年9月に他部門に出場する大学と合同で練習を行ったのですが、各チームの出来上がりの素晴らしさに部員たちは圧倒されたのだと思います」と、中島乃里枝コーチは当時を振り返ります。大会までの残り2週間でどれだけの成果を出せるのか。これまで以上に意見を出し合いながら練習に取り組む部員たち。そして中島コーチも毎日演技の動画を送ってもらい、それに対するコメントをメンバー全員に送ったそうです。「コメントはメールではなく、気持ちが伝わるようにレポート用紙に書いたものを写真に撮って送信しました」と中島さん。そのコメントは時には7枚にもおよんだそうですが、結果としてその2週間でチームも大きく成長し、大会本番では2位に大差をつけての優勝となったのです。
中島コーチは言います。「大会は2日間の演技の点数で決まるのですが、彼女たちは1日目に本当に素晴らしい演技で1位を獲得しました。そこで私たちが掲げたのが、『最高の舞台で、最強の仲間たちと、昨日の自分に勝つ』だったのです。この『自分越え』という言葉が、これからの皆のテーマになり、日々成長を続けるチームであってほしいと思います」。

こうした素晴らしい経験は、学生たちにとっても大きな自信につながります。八杉宜子監督は、「今回はJULIASにとっても大きなチャレンジでしたが、日の丸を背負いながらも学生の本分である学業と両立させ、金メダルという結果をいただきました。人間力を高めるこうした経験を社会に出る直前に積めたことは、大学スポーツの持つ大きな意義だと思います」と、今回の成果を強調。また学生センター長の青木敦男先生からは、「JULIASは2016年と2017年に全米学生チアダンス選手権に出場し2連覇を達成しました。そして2018年はこの世界大会で優勝。こうした結果を受け、2019年4月より玉川大学の強化指定クラブにも認定される予定です。そして来年アメリカのアナハイムで行われる全米カレッジエイトチャンピオンシップのHip Hop部門への出場も決まりました」という嬉しい報告もありました。

報告会後には、大会に出場した部員20名による演技も披露されました。いつもの「JULIAS」ではなく「JAPAN」の文字が書かれたユニフォームに身を包んだ、誇らしげな部員たち。キレのある演技を一糸乱れずに行うその姿に、この日集まった皆さんからも大きな拍手が送られました。 創部から26年を経て、世界一の称号を手にしたJULIAS。苦しかった練習の中で培ったコミュニケーション力や人間力。何より「自分を越える」という強い気持ちは、部員たちにとって金メダルにも負けないくらいの財産となったことでしょう。

大会に出場した学生によるコメント

他大学との交流や声援に、チアの素晴らしさを実感。

西原あかりさん(主将:経営学部国際経営学科4年)
今回の大会への参加は初めてのことも多く、いつも以上に悩み、ミーティングを重ねました。不安もありましたが選んでいただいたからには結果を出したいと思い、「有言実行」という言葉を胸に日々の練習に励みました。そうした中、現地に入ってからは他国の学生との交流の機会も多くあり、また本番では日本の他大学からも声援をいただき、チアの素晴らしさを実感できた大会になったと思います。

「初めての大会で金メダル」という強い気持ちが結果に。

中島茜音さん(副将:教育学部教育学科3年)
今回の大会は、普段チアダンス部門に出場している私たちにとって、とても大きな挑戦でした。けれども先生方の熱い指導や部員の「初めての大会で金メダルを獲りたい」という強い気持ちが、この結果につながったのだと思っています。私たち3年生が4年生と一緒に踊ることができるのはあと1ヵ月です。12月に行われる全日本選手権大会で優勝という結果を残すためにも、日々精進していきます。

素晴らしい舞台で結果を残せたことは大きな自信。

渡邊 怜美さん(会計:教育学部教育学科4年)
Pom部門に挑戦して約10ヵ月。思うような結果が出ない、まるでレールのない中をひたすら前に進むような日々が続きました。けれども金メダルという結果を得て、何一つ間違ったことはなかったんだなと強く実感しています。あの素晴らしい舞台で結果を残せたことは、私にとって本当に誇りです。世界選手権で優勝したことに満足せず、次の大会に向けてチーム一丸となって突き進み、笑顔で世代交代をしたいと思います。

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