この年代ならではの、1年ごとの成長を感じさせる歌声。今年もパルテノン多摩で玉川学園(5-8年)音楽祭が開催されました。

2018.12.19

11月28日(水)、パルテノン多摩・大ホールにおいて、今年も玉川学園(5-8年)音楽祭が開催されました。例年通り、午前の部では保護者の皆さんだけでなく、生徒たちも客席に座って他学年の合唱を聞き、午後の部では保護者の皆さんをお招きして生徒たちが歌声を披露します。今年も数多くの保護者の皆さんが来場し、約1,400席ある客席はほぼ埋まってしまいました。

今年の司会を務めるのは8年生の秋山健くんと高野あすかさんです。「歌に始まり、歌に終わる。朝、昼、休み時間、教室で、廊下で、日常の生活にはいつも歌があふれています。そんな私たちが精一杯練習してきた集大成を、どうぞお聞きください。それでは平成30年度音楽祭を開演します」という開会の言葉で、玉川学園(5-8年)の音楽祭は幕を開けました。

音楽祭の冒頭を飾るのは吹奏楽部です。2018年度東京都吹奏楽コンクール 中学校の部で、金賞に輝いた吹奏楽部。土屋和彦先生の指揮により、グリエールのバレエ組曲「青銅の騎士」を演奏しました。

吹奏楽部に続いて、5年生が美しいハーモニーを奏でる「この地球のどこかで」と、TVアニメ「忍たま乱太郎」のエンディング曲として使われた「世界がひとつになるまで」の2曲を披露。今年、5-8年のディヴィジョンの仲間入りをしてから約半年。皆の心を一つにして、美しいハーモニーを聴かせてくれました。

そして6年生は、スメタナの「わが祖国より モルダウ」と「君をのせて」の2曲を歌いました。「モルダウ」は途中で転調する難しい曲ですが、6年生は力強く、元気に歌いきりました。また「君をのせて」は映画「天空の城ラピュタ」の主題歌として知られている曲です。間奏の部分にリコーダーアンサンブルを加えたアレンジで披露されました。

6年生の後にステージに上がったのは、5-8年を担当する先生たち。教職員による合唱では「もみじ」などが歌われましたが、毎年恒例といえるのが曲の合間に行われる寸劇です。そのコミカルで振り切った演技に、生徒はもちろん、観客席からも大きな笑い声が起こります。

そして7年生は「山のいぶき」と「心の瞳」の2曲を歌いました。「山のいぶき」は自然の風景が思い浮かぶような曲です。一方の「心の瞳」は、坂本九さんが歌った曲に感銘を受けた中学校の先生が合唱曲用にアレンジし、それが全国へと広がっていった曲です。どちらも新しい仲間が加わり、ハーモニーにも厚みを増した7年生が、情感豊かに歌い上げました。

玉川学園オーケストラによるモーツァルトの「ディヴェルティメント ニ長調 KV.136」が披露された後、最後を飾るのは最高学年である8年生です。今年の8年生は「混声合唱のためのカンタータ 土の歌(作詞:大木惇夫 作曲:佐藤眞)」より「1. 農夫と土 2. 祖国の土 7. 大地参頌」を選曲。8年生はオーケストラと共に、平和への祈りや土への感謝といった想いを込めて見事に歌いきりました。

まさに「歌に始まり、歌に終わる」玉川学園らしい行事といえる音楽祭。特に玉川学園(5-8年)の音楽祭は学年ごとのカラーが異なる楽しさと同時に、聴く側も1年ごとの成長を実感できる内容でした。
この日の音楽祭の3日後、12月1日(土)からパルテノン多摩・大ホールはいったん閉館し、大規模な改修工事に入りました。リニューアルオープンは2022年2月の予定なので、現在の5-8年生がここで歌うのはこの日が最後ということに。けれども彼らの伸びやかな歌声は、この会場に刻まれたことでしょう。