次代を担う人材を育てるESTEAM教育の拠点の一つに。Consilience Hall 2020建設のための地鎮祭が執り行われました。

2019.03.14

玉川学園キャンパス内のELF Study Hall 2015やUniversity Concert Hall 2016などが建つエリアは、玉川大学の教育の中でも「異分野融合のイノベーションを創出する人材育成の場」をコンセプトに、科学技術と芸術の融合を図る独自の「ESTEAM教育」の場として計画されています。現在はりんどう食堂跡地にSTREAM Hall 2019の建設が行われていますが、かつての小学校校舎で第2実技実験棟としても使用されてきた建物の跡地にConsilience Hall 2020が建設されることになり、2月27日(水)に地鎮祭が執り行われました。

consilienceには「融合」などの意味がありますが、このConsilience Hall 2020とSTREAM Hall 2019では農学部、工学部、芸術学部の実験・研究施設として、学際的な学びを行う予定です。フレキシビリティの高い実験室や開かれた工房エリアを設け、スペースや機器の共有によって学生や職員の交流を誘発。創造的研究環境を作り出すことを目指しています。1階には芸術学部のガラス・陶芸のための工房や工学部のケム・カーのための工房が入り、これまでにない学際的な学びの場が整備される予定です。Consilience Hall 2020が完成すると、このエリアは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)を統合的に教える「STEM教育」に、芸術(Arts)とELF(English as a Lingua Franca:共通語としての英語)を融合した「ESTEAM教育」の核となることが期待されています。

ELF Study Hall 2015と大学6号館(SCIENCE HALL)に挟まれた建設予定地に、学園関係者や建設・設計関係者が集まり、鶴間熊野神社の池田宮司によって地鎮の儀が厳かに行われました。そしてその後に、小原芳明理事長による挨拶がありました。
「学問のあり方の変化に伴い、教育のデザインにも変化が求められています。これまでは各学部の集合体が大学であり、校舎も学部ごとに設置されたわけですが、学際的な研究という大きな潮流に合わせ、校舎自体も学部共通の施設へと変わってきています。こうした中で私たちは、Consilience Hall 2020で自然科学と芸術の融合を目指していくわけですが、これはとても珍しい形態ではないかと思います。完成後には周辺の校舎と連携し、ESTEAM教育を推進していくことになります」。

「フレキシビリティ」、「アクティブ・ラーニング」、「ものづくりの拠点」、そして「見える化」の4点をコンセプトに設計されたConsilience Hall 2020。学問分野ではまだ関連性がそれほど強くない分野ではありますが、実社会ではその関連からさまざまなイノベーションが生まれています。Consilience Hall 2020をはじめこのエリアが新たな学問分野を創造し、次の時代を担う人材を育成する場所となることでしょう。Consilience Hall 2020の竣功は2020年末、そして2021年4月の利用開始を目指しています。