リベラルアーツ学部と米・西フロリダ大学との共同プログラムを実施

2019.07.16

USLA科目「フィールドワーク」で本学と⻄フロリダ⼤学生が共に学ぶ

海外からの学生を受け入れる国際交流プログラムを長年行ってきた玉川大学。特に、アメリカ・フロリダ州にある西フロリダ大学(以下、UWF)からは2015年以来毎年学生が訪れ、玉川の学生と日米の文化比較に関するディスカッション及び鎌倉や築地市場などのフィールドリサーチなどを一緒に取り組んできました。そして、昨年10月には玉川大学リベラルアーツ学部と西フロリダ大学Japan Centerの間で協定が結ばれ、さらなる交流や共同プログラムの実施に取り組むことになりました。

そして2019年春学期に、UWFの留学プログラムにて本学を来校した学⽣と共同で授業を⾏うUSLA科⽬「フィールドワーク」(担当︓髙城宏⾏准教授・⽥中素⼦准教授)が開講され、リベラルアーツ学部および他学部の学⽣が参加しました。UWFからは、2つの異なる留学プログラムで学⽣たちが来⽇しました。まず5⽉に来⽇したのは成績優秀、かつ学内外の活動にも積極的に取り組む学⽣たちが選抜の末に⼊れるKugelman Honors Programに所属する22⼈です。専攻は、芸術、ビジネス、社会科学、理⼯学、健康科学など様々で、ほとんどが⽇本を訪れるのが初めてで、積極的に⽇本について学びたいという意欲の⾼い学⽣たちでした。Honors ProgramのディレクターであるGreg Tomso教授も⼀緒に来⽇しました。学⽣たちは、5⽉16⽇から28⽇まで学内の梁⼭塾・桔梗塾に滞在し、講義を受け、鎌倉にフィールドワークに出かけ、本学の学⽣たちと共に学びを深めていきました。後半には、JIKEI Summer Semester in Japan(SSIJ)プログラムに参加する5⼈がUWFより来校し、同様に講義と豊洲市場にてフィールドワークを⾏いました。

⽇⽶の社会問題に関するディスカッション

5⽉24⽇の授業では⽇⽶の制度や社会問題についてのディスカッションを、UWFのJapan Center and Center of AsiaのディレクターであるDouglas Trelfa教授のもと、⾏われました。UWFの学⽣22⼈ と本学の学⽣13⼈が参加し、4つのグループに分かれて議論しました。
テーマは、1.Family(家族) 2.Education(教育) 3.Work(仕事) 4.Healthcare and diet(健康と食生活)の4つです。それぞれ学生の興味によって7~10人のグループに分かれ、まずはアメリカの学生から日本の制度や現状がどうなっているのかと聞くところからスタートしました。

Family
Education
Work
Healthcare and diet

例えば、Familyのグループでは、⽇本でもアメリカでも核家族が多いということは同じである⼀⽅、アメリカでは⼦どもが2~6⼈の家庭も多く、中には10⼈以上の⼦どもがいる家庭や、養⼦縁組、離婚や再婚によるステップファミリー、同性婚による家族など、多様な家族のあり⽅が受け⼊れられていると聞き、本学の学⽣が驚くこともありました。また、UWF生から「国際結婚をどう思う︖したいと思う︖」という投げかけに、本学の学⽣は「親が⽇本語以外を話せないから難しいかも」と答えると、アメリカの学⽣は「アメリカでは他⺠族、多⽂化があたりまえだから、あまり国際結婚という意識もない。ダイバーシティのある環境で⼦どもが育つのはいいことだと思う」と語りました。

また、他のグループでは、普段の自分たちのアルバイトをお互いに紹介すると、本学の学生は飲食店などが多く、アメリカの学生は就職を見越したインターン的なものが多いことが判明。そこから、就職をするときに優先されることや履歴書に書く内容の違いへと話が発展しました。「日本では、学校の成績や経験より大学名が就職に有利に働くことに驚きました。アメリカでは、大学に入学するより卒業するほうが大変。一生懸命勉強し、在学中の成績や様々な経験があることを就職ではアピールします」とアメリカの学生。そして日本の長時間労働問題などについても話し合いました。
白熱したディスカッションは約1時間続き、最後に各グループ話し合った内容を全体に共有し、終了しました。

参加したリベラルアーツ学部4年生の⻘⽊寛次郎さんは、「英語での議論が得意ではなかったのですが、相手の表情や単語から推測をしてコミュニケーションを取れることができて良かったです。話をする中で⼀番驚いたのは、履歴書の書き方の違いでした。⽇本では学歴を中心に記入するのに対し、アメリカでは成績、経験、特技などを多く書くそうです。」と感想を語りました。
また、UWFで会計を専攻する4年⽣のVivian Lopez Perezさんは、「互いに多くのことを学ぶことができ⽇本に来てよかったです。特に⼆次的情報ではなく、直接⽣の声が聞けたのはとても刺激的でした。⽇本とアメリカで多くのことが共通する⼀⽅で、⽇本では学歴が⼈⽣を影響することは⼤きな違いでした。今後はさらに体験から学んだことを深めたいです」と話してくれました。今後は、⼤学院に進学して学びを続けるそうです。

鎌倉および豊洲市場でのフィールドワーク

5月18日(土)に鎌倉にてフィールドワークを行いました。4つのグループに分かれ、グループ毎に行程を決め、本学の学生がUWF生に日本の伝統文化やサブカルチャーを紹介し、アメリカの文化と比較しながら互いに異文化理解を高める機会となりました。6月22日(土)にはSSIJプログラムに参加するUWF生と2回目のフィールドワークを豊洲市場にて行いました。この他にも、本学茶道部の協力による咸宜園でのお茶会や⾼尾⼭へのハイキングなど、学内外での実践活動を通して学びの多いプログラムとなりました。

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