約50年前に学生が労作で創ったゴルフ練習場。修復が完了し、安全祈願が執り行われました。

2019.07.03

6月6日(木)、主にゴルフ部が練習を行っているゴルフ練習場の修復が完了。関係者が集まって、安全祈願の清祓式が執り行われました。
ゴルフ練習場は記念体育館や弓道場の隣に位置しています。学園の東口横の崖の傾斜を利用する形で設計されていましたが、2018年3月に発生した集中豪雨の影響でこの崖が崩れ、使用できなくなったのです。そのためゴルフ部は本部棟の横に仮設の練習場を作って活動を続けてきました。ようやく5月末になって修復が完了し、以前のように、思いきりスイングできる環境が整いました。

そもそも、このゴルフ練習場は玉川学園の労作教育を表徴する施設でもあります。玉川大学ゴルフ部は1963年に発足した歴史のあるクラブ活動です。この練習場はクラブ発足3年後の1966年に完成。崖地を切り拓いての整備は、ゴルフ部に所属する学生たちが担当したそうです。その竣功式を行ったのが、1966年の6月6日。そうした歴史も踏まえ、53年後の同じ日に安全祈願を行うことになりました。

1966年ゴルフ練習場竣功式の様子

この日の安全祈願は、ゴルフ練習場横のパター練習場にテントを設置して行われました。学園関係者と工事関係者だけでなく、ゴルフ部のOBも参加。鶴間熊野神社の池田宮司による神事が滞りなく行われた後、小原芳明理事長による挨拶がありました。「今から50年以上前の同じ日に、このゴルフ練習場はオープンしました。当時の学生たちが練習場作りに大いに励んだと聞いております。その後建設会社の方によってネットや照明設備などを設置してもらいましたが、昨年の豪雨で崖崩れが発生してしまいました。今回しっかりと補修が行われたわけですが、大学のゴルフ部だけでなく、近年は幼稚部や低学年の延長教育プログラムでも利用され、子どもたちも楽しんでいるようです。工事を担当してくださった皆さん、本当にありがとうございました」。

理事長挨拶の後、学友会会長の佐藤敏明氏による挨拶がありました。佐藤会長はゴルフ部の3期生で、練習場造成労作の中心人物でした。「この練習場は、1963年に設立されたゴルフ部が、当時の小原國芳学長にお願いしてこの場所に作ることになりました。崖地を切り拓くのは容易ではなく、崖の上には生活道路も通っていたため、ゴミも散乱していました。それでも『オヤジからお預かりした土地だから』と、皆で取り組んだことを思い出します」と、当時を振り返りました。

神事と挨拶の後、小原理事長と佐藤会長による始球式が行われました。ファンファーレが鳴り響いた後、小原理事長がフルスイングすると、ゴルフボールはまっすぐに飛んでいき、大きな拍手が沸き起こりました。

佐藤会長が「(自称)学内最大の労作」と語る通り、その整備は大変だったことでしょう。けれどもそれが、今日のゴルフ練習場の礎となっています。現在、崖はコンクリートで固められ、その上にネットを張り、より練習のしやすい環境に。今後はゴルフ部の学生の練習や延長教育プログラム以外にも、活用の幅が広がっていくことが期待されます。