弟子屈で学ぶ、遊ぶ。-「延長教育プログラム サマーキャンプin 弟子屈」が開催されました-

2019.08.08

7月24日~28日の5日間、玉川大学北海道弟子屈農場を活動の拠点として、小学部3・4年生を対象とした「延長教育プログラム サマーキャンプ in 弟子屈」が行われました。

今回、活動の場となった弟子屈農場は、摩周湖と屈斜路湖のほぼ中間に位置する、周囲を自然に囲まれた施設で、主に農学部の学外実習などで使用されています。宿舎として使用した美留和晴耕塾は2014年に建てられた施設。子供たちはここで農作業や自然観察、カヌーなど北海道ならではの大自然を活かした活動を行いました。

このサマーキャンプの大きな目的は

  • 自然と向きあう
  • 仲間と協調する
  • 自分と向き合う

の3つです。

これらの目的は玉川学園12の教育信条にある「自然の尊重」「師弟間の温情」「労作教育」「24時間の教育」にも通じるものとなっています。

以下では子供たちの感想も交えながら実際の主な活動を紹介していきます。

肉牛の管理

弟子屈農場で飼育している肉牛のお世話に挑戦です。大きな牛を目の前に農学部の先生から説明を聞き、早速餌やりをスタート。タンクから餌をバケツに入れて牛の所へと運んでいきます。
次第に牛にも慣れた子供たちは手で触れたりしながら生き物のぬくもりを感じていました。

大きなタンクからえさを出して、おけの「はし」に入れます。なぜ「はし」に入れるかというと、牛がえさを食べやすくするためです。これから牛のお肉を食べる時には牛に感謝して、大切に食べようと思いました。(4年生)

自然観察

農場内の木道を歩き、農学部の先生の解説を聞きながら、北海道の自然を観察しました。東京では見られない植物や昆虫に子供たちも興味津々。たくさんの発見に目を輝かせていました。

クマも住んでいる森に行きました。先生がクマよけの方法を教えてくれました。それは森に入る前に大きな声を出すということです。そうしたらクマは人間が来ると思いにげるそうです。森にはいっぱい虫がいました。大きな川もありました。こどもを育てているクモも見ました。とてもおもしろい体験ができました。(4年生)

カヌー体験

屈斜路湖でカヌーを体験。大きく、重いカヌーは水辺まで運ぶのも一苦労です。でもそこはみんなで力を合わせて運び湖上へと出発していきました。

今日みんなでカヌー体けんをしました。はじめにBはんのみんなといっしょに青いカヌーを運びました。すごく重かったのでみんなで「いち、に、いち、に」とかけ声をかけながら運びました。(4年生)

カヌーをこぐのは、いきを合わせるのがとてもたいへんでした。なのでともだちとタイミングが合うようにかけ声をかけながらこぎました。途中でまがり方や止まり方をおしえてもらい、なれてくると一人でもこげるようになりました。(4年生)

体験牧場見学

東京へと帰る前日。子供たちは弟子屈農場周辺の観光へと出かけました。川湯エコミュージアムや硫黄山、摩周湖を見学し、午後は渡辺体験牧場を訪れ、牛の乳しぼり体験やバター作り体験をしました。

今までバターをたべる時、牛のことなんて考えていなかったけど、ガイドさんの話をきくと、いつもおいしいバターや牛にゅうをのんだり食べたりできるのはしあわせなんだと思いました。今までずっとあたりまえだと思っていたものが、こんなにいろいろな人や動物たちが苦労しているなんて思ってもいませんでした。なので、次に食べる時は心のそこからかんしゃして食べたいです。(3年生)

保護者の元を離れ、友だちとの共同生活の中で過ごした5日間のサマーキャンプ。子供たちは通常の生活では味わうことのできない数多くの体験を通して、自然の大切さ、仲間を思いやる気持ち、そして自分の力で成し遂げる達成感を感じ取ったようです。出発時の不安気な表情とは変わり、お迎えに来た保護者の元に走り寄るときの表情にはたくましさが感じられました。