行事運営を担当するのは、年長組の子供たち。家族の皆さんと一緒に楽しむ「ようちぶうんどうかい」が、今年も開催されました。

2019.11.18

玉川の丘では毎年9月、10月に秋の行事が数多く開催されます。幼稚部では11月2日(土)に「ようちぶうんどうかい」を開催。晴天の下、多くのご家族の皆さんも応援に駆けつけ、賑やかな一日となりました。
幼稚部の子供たちは例年学園全体の体育祭(本年度は荒天のため中止)に参加するほか、年長組の子供たちは連携教育の一環として1-4年生の運動会にも参加しています。これらの行事では4年生が幼稚部生の面倒を見てくれますが、ようちぶうんどうかいでは年長組の子供たちがリーダーシップを取り、行事を進めていく点が大きな特長です。プログラムのイラストや、園庭を取り囲むように吊されたたくさんの絵も、子供たちが描いています。また、幼稚部ではご家族の皆さんが子供たちと一緒に過ごす時間を大切にしたいと考えており、親子で行う競技の多いようちぶうんどうかいは、その絶好の機会にもなっています。

開会式が始まると年長組から順番に、元気よく園庭へ入場してくる子供たち。全員が入場すると、まずは「はじめの言葉」です。年長組の3名の子供たちが壇上に上がり、「おはようございます。Good Morning. これからようちぶうんどうかいを始めます。年長は、運動会のお仕事を全部やります。お父様、お母様、一緒に楽しみましょう。では始めます」と開会を宣言しました。普段からバイリンガル教育に取り組んでいるので、英語での挨拶もスムーズです。また幼稚部長の櫻井利昭先生からのお話がありました。「今日こそ、秋の行事を順調に行うことができると思います。皆さん、練習を重ねてきましたね」。そして、「年長さん、今日一日よろしくお願いしますね」という呼びかけに、年長組の子供たちは大きな声で「はい!」と返事をしていました。

最初の種目は全学年で行う「かけっこ」です。園庭の端から端までを全力で走りますが、子供たちはゴールのテープの先で待っている先生の下へ一直線。こうして誰も転ぶことなく、元気に走りきりました。

次の競技は年長組の「君の縄。つなうばい」です。クラス対抗で5本ある綱をできるだけ多く奪うこの競技は、玉川学園では低学年が運動会で行っている、人気の種目。合図とともに一斉に綱に向けて走り出す子供たち。最後の一本をクラス全員で引っ張り合うなど、白熱した戦いとなりました。

そして年中組は、クラス全員で一本の大綱を引く、「力を合わせて綱引き」を行いました。「オーエス! オーエス!」という力強いかけ声による力と力のぶつかり合いには、観客席からも大きな声援が。もちろん年長組、年少組の子供たちも「ガンバレー!」と応援します。年長、年中組の綱引きのあとは年少組による「やさいレンジャーに変身しよう!」です。これは子供たちが障害物を乗り越えてやさいレンジャーになるという設定で、ケンケンパをし、トンネルをくぐり抜け、最後は壇上でポーズを決めます。壇上では誰もが大喜びで、思い思いのポーズを決めていました。

午前中最後の競技は、保護者の皆さんによる「気持ちを合わせて! デカパンツリレー」です。保護者の皆さんが各学年に分かれ、二人一組となって大きなパンツに入ってリレーを行うというもので、タイトルの通り気持ちを合わせることが大事になります。色とりどりのデカパンツに入って走るお父さんやお母さんの様子に、子供たちも大喜び。子供たち以上に白熱した戦いは、年長組の保護者の皆さんが優勝。最年長学年の面目を保つことができました。

家族みんなでお昼ごはんを食べた後、午後の最初の競技は「はしって綱引き!」です。卒園生や幼稚部の子供たちの兄弟姉妹を対象に、小学1~6年生と教員が対決。生徒対教員で、園庭を走って一周した後に綱引きを行います。お兄さんやお姉さんたちの全力疾走に子供たちは大興奮。綱引きでも先生たちはまったく手加減しませんが、最後はやはり人数の差で小学生たちが勝利を勝ち取りました。

その後の競技は、全学年で行うマスゲーム「大空の下で」です。この種目は玉川学園全体で行う体育祭でも幼稚部生と低学年生が行っているもので、この日は幼稚部生向けにアレンジされた内容を披露しました。卵のポーズからスタートし、音楽に合わせて手を回し、身体を大きく動かしてダイナミックな動きを表現。最後は片足で立ってポーズを決めました。

この種目の後は、各学年ともに親子で取り組む競技が行われました。年長組の「巻き起こせ! 玉川タイフーン!」では親子一組となり、長い棒を使ってクラスの仲間の足下を通したり頭の上を通過させたり。保護者の皆さんは急ぎつつも子供のペースに上手く合わせて、協力しながら棒を次の家族へと渡していました。

そして年少組の親子は「さんぽにでかけよう♪」と題して、ジェスチャー遊びで人気の「おおかみさん」の歌に合わせて先生が扮した狼から親子で逃げるおいかけっこに挑戦。園庭のトラックの内側を親子で楽しみながら逃げていました。

年中組の「親子で協力! なべなべそこぬけ♪」は、クラスごとに全員で手をつないで輪を作り、手を放さずにその輪の向きを逆にします。皆で意見を出し合いながら行ったことで、先生も驚くほどの速さで輪の向きを変えることに成功。終了後に親子でハイタッチする姿が印象的でした。

そして最後の種目は、年長組の子供たちによる「いくぞ! 全員リレー」です。クラス全員でバトンをつなぎ、勝利を目指します。走る順番も男女混合なので、開いたと思った差が一気に縮まったりと、最後までデッドヒートが繰り広げられました。観客席で見ている家族の皆さんも思わず立ち上がり、熱心に応援。靴が脱げても全力疾走する子供にも、大きな拍手が送られました。

全競技終了後の閉会式では、「今日は皆でとても素敵な運動会ができました。今日行った競技の中で来週またやりたい競技があったら、やってみましょうね。そのときは年中さんや年少さんもお手伝いをしてくれるかもしれません」と櫻井先生。アナウンス係や準備係、体操係としてこの運動会の運営を担当した年長組の子供たちも、少し誇らしげです。

玉川学園幼稚部では数多くの年中行事があり、それらは楽しい思い出となるばかりでなく、子供たちの大きな成長の機会にもなっています。今回も運動器具の運搬などをしっかりと行った子供たち。自分の役割を責任持って行うという「学び」は、この日子供たちが手にした一番の勲章です。