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「光と動き」で心躍るひとときを演出。芸術学部の学生がプロジェクト型授業で町田マルイのディスプレイを担当します。

2019.12.17

「芸術での社会貢献」を通して、実践力の修得を目指している玉川大学芸術学部。企業や行政と連携しながら創作活動を行うプロジェクト型授業「メディア・デザイン・プロジェクト」は、こうした芸術学部の学びを代表する授業の一つです。毎年さまざまなプロジェクトに取り組んでいますが、2019年12月には町田マルイ(株式会社 丸井 グループ)のウィンドウディスプレイを学生たちが担当。このプロジェクトは昨年も依頼があり、評価が高かったことから2年連続での制作が決まりました。

今年も指導を担当する志村雄逸教授にお話を伺いました。
「昨年度も同じ町田マルイのウィンドウディスプレイデザインでプロジェクト型授業を行ったのですが、先方の評価も高く、その時点で『ぜひ来年も』とのお言葉をいただいていました」と志村先生。そこで作品タイトルは昨年度を踏襲し、『町田マルイが光り踊る。光のサーカス2019』として、その中で新たな表現手法を考えていくことに。参加学生たちが考えた表現コンセプトは『光と動き』です。ディスプレイを行うウィンドウは二か所あり、それぞれ異なったデザインで表現を行うことに。JR横浜線側のウィンドウには制作物に光を照射することで生まれる陰影を見せ、光と動きを演出。また小田急線側のウィンドウはLED照明を使って発光するオブジェや、模型のアクロバットパフォーマーを設置することで動きを表現する内容となりました。

デザインイメージ図 左:小田急線側 右:JR側

「学生たちはそれぞれのウィンドウで複数の案を考え、町田マルイへのプレゼンテーションに臨みました。片方のウィンドウはほぼ一発OKでしたが、もう片方は再提案をすることに」と志村先生は語りますが、1時間におよぶ質疑応答にもきちんと対応し、一度も「分かりません」と言わなかった学生たちの姿勢を評価。「プロジェクト型授業の良さは、実際のビジネスと同じスタンスで企画から実制作までを行う点にあります。学内で制作しているだけだと、どうしても納期や予算が曖昧になるし、ダメ出しを経験することもありません。万が一納期に間に合わなければ、クライアントにも迷惑をかけてしまうという、とてもシビアな世界です。先方の要望と自身のデザイン案を上手くすり合わせ、責任感を持って作業を全うする。社会に出れば当たり前のことですが、この授業ではそうしたことを学んでもらいたいと思っています」。

町田マルイ担当者へのプレゼンの様子

実際にこのプロジェクト型授業に参加している3年生の石塚優太朗さんは、「クラブ活動で舞台に立っているので、照明の使い方を学びたくてこの授業を履修しました。主にオブジェの制作を担当しています。イラストレーションについて学びたくてこの学科を選んだ自分にとって、普段の制作過程は個人で行うことがほとんど。ただ、この授業では常に多くの人と意見を交わしながら作業を進める必要があり、そこが新鮮で面白く感じました。今回のような多くの人との共同で行う制作活動を、今後も行いたいと思っています」と語ってくれました。

制作の様子

今回のウィンドウディスプレイの告知ポスターを制作した3年生の瀬戸友希乃さんも「日頃から授業以外で、学内のイベントの告知ポスターなどの制作を担当してきました。ただ学外の方に提案するのは今回が初めてで、さまざまな要望を誌面に反映させていくという経験ができました」とのことでした。

また、昨年も参加した4年生の中には、このプロジェクト型授業でウィンドウディスプレイに面白みを感じ、大手ディスプレイデザイン会社に内定した学生もいるそうです。学生たちが企画から取り組んだウィンドウディスプレイは、12月7日(土)から1月10日(金)まで、町田マルイに展示されます。町田にいらした際は、ぜひ足をお運びください。

町田マルイ×玉川大学芸術学部 ウィンターシーズンディスプレイ概要

「町田マルイが光り踊る。光のサーカス2019」

【日時】 2019年12月7日(土)~2020年1月10日(金)
【場所】 町田マルイ2階 ペデストリアンデッキ・ウィンドウ

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