国際的な活躍が認められたTamagawa Global Leadership Fellows受賞者と、TAMAGOスタッフ賞受賞者への表彰式が行われました。

2020.02.10

1月15日(水)、ELF Study Hall 2015内のTAMAGOラウンジにおいて「Tamagawa Global Leadership Fellows」の表彰式が行われました。
玉川大学・玉川学園では、在学生の教育活動を支援するために寄せられた寄付金をもとに、それと同額の支援金を玉川からも拠出して加え、「玉川スチューデントサポート基金」を設置しています。その一部を活用して、世界で活躍できる人材を育成すべく設立されたのが、玉川大学の「Tamagawa Global Leadership Fellows」の表彰制度です。対象となるのは、主体性を持って競争性の⾼い外部のプログラムなどに選ばれ国内外で⼤きな成果を上げた学⽣、国内外で国際的な活動に参加して⼤きな成果を上げた学⽣、また、玉川の海外プログラムで顕著な成果を上げるなど、玉川大学の国際教育に大きく貢献した学生です。学内での書類審査の後、⼆次審査のプレゼンテーションは公開し、⼩原芳明学⻑も出席されました。審査は各学部の国際教育推進委員の先⽣⽅と国際教育センターのセンター⻑および副センター⻑で構成される国際教育推進委員会が行います。本年度は3名の学生への授与が決定。彼らには今後のさらなる活躍のため、奨励金が支給されます。今年度から奨励金支給額は個々の取り組みによって変わる形式を採用するという新しい試みも取り入れられました。この日の授与式では、「玉川大学国際教育・交流支援 TAMAGOスタッフ優秀賞(通称:TAMAGOスタッフ賞)」の表彰式も併せて行われました。TAMAGOとは、Tamagawa Global Opportunitiesの略で、玉川大学で得られる様々な国際的な機会やチャンスを意味します。

プレゼンテーションの様子

本年度のTamagawa Global Leadership Fellows受賞者は、経営学部国際経営学科4年の笹川佳暉さん、教育学部教育学科4年の中村仁美さん、そして経営学部国際経営学科2年の橘英寿さん。受賞者3名には、玉川大学国際教育推進委員会委員長の大谷千恵教授から賞状と記念品が授与されました。ここでは学生たちがどのような活動を行ったのかと、受賞してのコメントを紹介します。

「日本から世界へ」 経営学部国際経営学科4年 笹川佳暉さん

2017年の8月から1年間、国際教育プログラムSAE(Study Abroad Experience)でアメリカのペンシルベニア大学へ留学した笹川さん。入学当初400点だったTOEIC®のスコアが、この留学を通して810点にアップ。身についたのは語学力だけではありません。現地の学生の政治・経済への高い関心に驚かされたり、自身が日本文化について理解していないと感じたことで、帰国後にさまざまな活動を始めることに。地域企業連合会の東京セミナー実行委員になったり、「若者能」という若い世代に日本の伝統文化である「能」を広める活動に参加するなど、積極的に活動するようになりました。

この他にも骨髄バンク加入への啓蒙を目的とした演劇への参加、TAMAGO交流会の企画、ペンシルベニア大学日本人会の発足など、精力的に活動しています。そして卒業後は敢えて就職せず、在学中から参加しているITサービス企業でインターンを続けながら、オリンピックに合わせた「外国⼈能」の開催などを実現し、様々な経験を積んだ1年後に即戦力として就職したいとのことでした。「今回、Tamagawa Global Leadership Fellowsに選んでいただいて、本当にうれしく思っています。今回のプレゼンテーションのために改めてこれまでの活動をまとめてみて、どこをきっちりやるべきかがクリアになった気がします。私はもう卒業してしまいますが、後輩たちのロールモデルとなるべく今後もしっかり頑張っていきます」とのことでした。

「小さな国際交流の架け橋となるために」 教育学部教育学科4年 中村仁美さん

初等教育専攻で、小学校の教員をめざして入学した中村さん。もともと海外にも興味があり、2年次にはカナダでのTAP(玉川アドベンチャー・プログラム)を中心とした野外研修に参加し、自己研鑽に努めていました。そして3年次にはNPO法人「Global Teacher Program」に参加し、フィリピンの公立幼稚園と小学校で教育実習を体験。この経験は4年次の教育実習現場でも評価され、多文化共生の授業を任されることに。実習先の⽇本の⼦供達とフィリピンの⼦供達を繋げたいと思い、⽇本の⼦供達からフィリピンの⼦供達に⽤意した⼿紙を、フィリピンの⼦供達に届けました。そして、フィリピンの⼦供達が⽇本の⼦供達にお返事を書けるように授業をし、海を越えて⼦供達が繋がることができました。

こうした活動と並行してフィリピンへ一緒に行った学生たちと勉強会を開いたり、多文化共生をめざす保育園でのボランティアに参加したりと忙しい日々を送る中村さん。卒業後はJICA(海外青年協力隊)に参加し、国際貢献・教育貢献に努めるそうです。「今回名誉ある賞をいただくことになり、緊張する場面もあったのですが、温かく見守ってくださり、やってきたことが自信につながったと思っています。これから国際社会に出て指導者として子供たちと接した際、今回の私のように自信がつく場面を提供していけたらなと、心から思いました」とのことでした。

「世界への第一歩」 経営学部国際経営学科2年 橘英寿さん

現在2年生の橘さんは、2年次の8月に玉川大学の代表として、また日本の学生代表の一人としてマレーシアで開催された「国際学生リーダーシップシンポジウム」に参加しました。2年次の春から英語力アップなど準備を始め、4カ月間でTOEIC®のスコアが630点から890点までアップ。またIELTS(International English Language Testing System)のスコアもOverallで6.0に。特にリーディングは海外の大学院進学レベルに相当する7.0に到達しました。シンポジウムでも有意義な時間を過ごした橘さん。

帰国後もTAMAGOイベントに積極的に参加したり、学外でも東京大学国際寮のスタッフとして留学生との交流を深めるなど、さまざまな活動を続けています。また3年次の4月から約半年間、ロンドン大学UCLへ奨学生としてSAE留学する予定です。「1年次は普通に大学生活を送っていたのですが、2年次にシンポジウムに参加したことで、考え方が大きく変わりました。また今回Tamagawa Global Leadership Fellowsに応募したことで笹川さんや中村さんにも出会うことができ、刺激を得られたと思っています。春からの留学で、自分の可能性をさらに広げたいと思っています」とのことでした。

また、この日は『玉川大学国際教育・交流支援 TAMAGOスタッフ優秀賞(通称:TAMAGOスタッフ賞)』の授与も行われました。1年間を通じて、TAMAGOスタッフとしてイベントのサポートや告知ポスターなどの制作に携わった学生たちが表彰され、会場からは大きな拍手が送られました。

2019年度 TAMAGOスタッフ優秀賞
氏名学部学科学年

選出理由

笹川佳暉 経営学部国際経営学科 4年 「留学とキャリア」プレゼン。TAMAGO交流会企画・司会進行
橘英寿 経営学部国際経営学科 2年 6月以降のTAMAGOイベントにほぼすべて参加、TAMAGO交流会への協力
河谷優菜 教育学部教育学科 3年 SAE*留学説明会、留学カフェ、海外留学入門、大学案内への記事など多数協力
竹谷麻里 芸術学部メディア・デザイン学科 4年 入試パンフレットインタビュー、SAEパンフレット座談会、留学募集説明会プレゼン
山田栞里 教育学部教育学科 4年 研修募集説明会プレゼンを複数回(仏語研修参加者への影響大)
田畑智子 大学院教育学研究科 2年 玉川学園高等部のスーパーグローバルハイスクール(SGH)第3者評価のための通訳手伝い、TAMAGO交流会でのプレゼン
瀬戸友希乃 芸術学部メディア・デザイン学科 3年 ポスター制作2回
高橋もも 芸術学部芸術教育学科 3年 ポスター制作2回
渡辺ちひろ 芸術学部メディア・デザイン学科 2年 ポスター制作2回
宇山美由紀 芸術学部メディア・デザイン学科 1年 ポスター制作3回

*本学国際教育センター主幹の留学Study Abroad Experienceの略

TAMAGOスタッフ賞を受賞した学生にも話を聞いてみました。

「高校時代はイギリスの日本人学校に通っていたこともあり、他国の人とのつながりを保ち続けたいと考え、TAMAGOスタッフに登録しました。学科で学んでいるデザインを、今回はポスター制作という形で実践することができました。制作を通して文字の大きさなど、作り手が受け手のことをしっかり考えてデザインしているのだということがよく分かりました(宇山美由紀さん)」。

「フランスへ留学した経験を、留学説明会で話したところ、フランスへの留学を希望する学生が増えたと聞いています。それは非常にうれしいことですし、私にとっても留学経験を人に伝えるためにきちんと振り返る、いい機会となりました。卒業後は小学校の教員になりますが、子供たちにもフランスの話をし、一人でも多く海外興味を持ってくれたらと思います(山田栞里さん)」。

「大学院生も参加できると知り、学部生との交流を図りたいと思って参加しました。TAMAGO交流会でのプレゼンテーションを担当しましたが、玉川大学の中にも国際社会を舞台にさまざまな活動をしている学生がいることを知り、大きな励みになりました(田畑智子さん)」。

ちなみにTamagawa Global Leadership FellowsとTAMAGOスタッフ賞の受賞者には、記念品としてオリジナルのトートバッグが贈られました。このバッグは既に卒業した芸術学部の学生が在学中デザインしたTAMAGOスタッフのロゴを、工学部エンジニアリングデザイン学科の春日教授・今泉助手が特殊なプリンタで印刷したもの。まさにこれからの玉川大学が進めるESTEAM教育の一つである、芸術(Arts)の工学(Engineering)の融合といえます。

本年度のTamagawa Global Leadership Fellows受賞者も、海外での経験だけでなく、帰国後もその経験を活かして積極的に活動し、自身の可能性を大きく広げている点が印象的でした。また国際教育センターのさまざまなプログラムも学生たちのグローバルな活動や国際交流を大きく後押ししています。そうした活動をサポートするTAMAGOスタッフは、さまざまな刺激が得られるだけでなく、世界に向けて自分自身の可能性を大きく広げる場にもなっています。興味のある人は、ぜひ登録し、世界への第一歩をスタートしてください。

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