一年間の子供たちの成長がうかがえる、幼稚部こども会が開催されました。

2020.03.18

2月22日、幼稚部にてこども会が開催されました。幼稚部では年間を通じてさまざまな行事が行われます。こどものアトリエ、サマースクール、うんどう会、音楽祭…。こうした行事や日々の生活を通して子供たちが身につけた想像力や表現力を活かし、クラスのみんなと担任の先生でつくり上げたストーリーを発表する場が、このこども会です。

例年通り幼稚部内のホールがこども会の会場です。中央に設置されたステージを取り囲むように子供たちが、そして子供たちを取り囲むように大勢のご家族の皆さんが座り、こども会はスタートしました。司会役の、年長のお兄さんとお姉さんが英語を交えて演目の説明を行います。ここでは各クラスがどんな演目を披露したのかをご紹介します。

年少 りす組 『チッチとかくれんぼ』

かくれんぼ好きなお友だち、りすのチッチを見つけるため、みんなで出かけます。ちょうちょやチーター、ペンギンなどに変身して会場中を探し回る子供たち。朝、目を覚ますとチッチから「また遊ぼう」と置手紙が。チッチに会えず残念がるも、クラスのみんなと元気いっぱい身体を使って楽しんでいる姿に1年間の成長を感じました。

年少 うさぎ組 『おおきなかぶ』

童話『おおきなかぶ』にアレンジを加えたストーリー。子供たちがおさるさん、ぞうさん、うさぎさんになり、畑に植えたかぶを抜くために協力します。抜いた後はお鍋に入れて食べることに。その様子はとても楽しそうで、うさぎ組の普段の様子が垣間見える演目でした。

年中 ひつじ組 『ひつじぐみオリンピック2020』

チアのポンポンを使ってのダンス、フラフープ、縄跳び、重量挙げ、そしてレゴブロックを組み立てての羊を作るなど、さまざまな種目に子供たちが挑戦。会場からも自然と手拍子や声援が送られます。頑張った選手たちには、幼稚部長の櫻井先生から金メダルが授与されました。

年中 こあら組 『11匹のねこときょうりゅう』

絵本『11ぴきのねこ』シリーズの内容をアレンジしたストーリー。崖から落ちた恐竜を助けた猫たち。その恐竜に大好きな魚を食べられてしまいますが、なんと最後は仲直り。自分たちで脚色を加えた物語の世界を子供たちは身体全体で表現し、観客席に伝えようと一生けん命でした。

年長 しか組 『しかぐみのかいていたんけん』

「チャレンジ、やる気、頑張る力」をテーマに、海底で出会った仲間たちのために、しか組のみんなで大きな渦巻きを止めるという内容です。物語仕立ての演目に加えて衣装も手作りするなど、上級生らしい演目。何より、皆で協力し合うというしか組らしさが表現されていました。

年長 きりん組 『ダジャレピクニックへ行こう!』

きりん組の仲間は面白いことが大好き。今回もピクニックをテーマに、さまざまな言葉遊びを繰り広げます。演目の最初から最後まで子供たちが考えた駄洒落が続き、お客さんを楽しませようという気持ちが伝わってきます。何より、子供たちが心から楽しんで演じている様子が印象的でした。

りすのチッチを探すために皆で協力したり、オリンピックの種目に取り組んだりと、いろいろなことに挑戦した子供たち。どの組の演目にも観客席から声援と拍手が送られ、会場全体に一体感が生まれました。特に卒園間近の年長組の子供たちは今回が最後ということもあり、非常に大きな盛り上がりを見せました。

こうした各組の演目は、子供たちと先生が意見を出し合いながら決めていきますが、その中にも学年ごとの「ねらい」があります。年少組であれば「役になりきって遊ぶ楽しさを感じる」、「イメージをふくらませながら、身体の動きや表情、言葉で、心の動きを表現する」、「イメージを共有することで、クラスみんなで遊ぶ心地よさを感じる」。年中組であれば「身体全体を使って、思い切りよく自分を表現する」、「身体の動きや言葉で表現する楽しさを味わい、自信を深める」、「友達と同じ場で活動することで楽しさを共有し、共同した活動の面白さに気づく」。そして年長組であれば「友達と相談・協力し合いながら、クラスの目標達成に向けて意欲的に取り組む」、「自己表現を楽しむと共に、友達の表現を受け入れることで、お互いを助け合い、認め合う仲間意識を高める」、「自分の役割を理解し、友達と共にイメージをふくらませ、のびのびと表現しながらクラスで一つのものを作り上げていく楽しさを味わう」といったことを重視しています。

演目を見ていても、年齢が一つ違うだけでできることの幅が大きく変わることが理解できます。こども会は、こうした学年ごとの狙いに1年間取り組んできた子供たちの、集大成でもあるのです。とはいうものの、こども会での演目は決して特別な取り組みではなく、普段の生活の延長線上にあるもの。そしてここでの取り組みは、その後の学園生活にもつながっていきます。春からは一つ上の学年で新しいことに挑戦する子供たちを、これからも見守っていきたいと思います。