玉川大学の秋学期がスタート。十分な感染症対策のもと、対面授業も一部再開。

2020.10.05

小雨の降る中、傘を片手にマスク姿の大学生がキャンパスに戻ってきた。

玉川大学の秋学期がスタートしました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、春学期の授業はすべてオンラインで実施してきましたが、秋学期は1年生対象の少人数科目や実験・実習・実技等で施設・設備利用が必要な科目、4年生対象の少人数演習科目、大学院開講科目などで対面授業を行っています。
登校初日となった10月1日の朝。久しぶりの友人との再会を喜ぶ笑顔、大学生として初めてキャンパスに入る1年生の緊張した顔など、さまざまな表情を浮かべた学生たちが正門から大学校舎へ向かい、これまでひっそりとしていたキャンパスも少しだけ、大学生の活気が戻ってきました。

対面授業は再開されましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大が収まったわけではありません。ネットやテレビのニュースでは全国の感染者数が連日報道されています。特に東京都では20代の感染者数が全年代の中で最も多く、学生の感染も心配されることから、キャンパス内ではさまざまな場所で感染防止策を施し、安全面に配慮した体制で対面授業を行っています。

学生にはマスクの着用はもちろん、始業の2週間前から各自が健康観察表に体温等の健康状態を記録するように指導しており、それを継続しています。その上で、校舎の入り口ではサーモグラフィーによる検温とアルコールによる手指の消毒が行われます。

校舎入口での手指消毒と検温を終え、各教室へと進む

校舎内は館内の導線を整理して一方通行とし、学生同士の接触を極力避けられるように工夫しています。また教室入り口には手指消毒用のアルコールを設置し、教室内でも座席の間隔を調整するとともに、教壇前は飛沫による感染を防ぐためスペースを設け、窓や扉を開放して十分な換気を行いながら授業を行っています。実験・実習授業においても十分な作業スペースを確保することはもちろん、使用する器具の消毒も入念に行っています。また学内食堂でも、食券券売機や料理の受け渡し場所は床にテープを貼り前後の間隔を保てるようにしています。食事の際も対面を避けるため、座席数や位置を工夫するなど、新しい生活様式に即した環境に取り組んでいます。

間隔をあけて着席。一部対面授業ではキャンパスに来られない学生のため、リアルタイムでの配信も行っている。
農学部の農場実習。十分な間隔を取っての作業。使用したスコップなどの農具は終了後に消毒が行われる。

現在、世界中の研究者が新型コロナウイルス感染症治療薬やワクチンの開発に取り組んでいます。いつの日かこのウイルスが人間によってコントロールできる日が来るでしょう。しかし学校教育はその完成を待ち、とどまるわけにはいきません。人々が新しい生活様式を実践していくのと同様に、教育現場も新しい学修様式を確立していくことが重要です。玉川大学では新しい学修様式の確立に全力を注ぎ、対面・遠隔の両授業で、教育の質の更なる向上に取り組んでいきます

大学生の学びの継続のため

新型コロナウイルス感染症は、社会に多くの暗い影を落としました。しかし非常事態を理由に学生の学びの機会を消失させるわけにはいきません。玉川大学では家計が急変した学生が安心して学業を継続できるよう「玉川緊急支援金」を開設しています(二次募集は10月23日締切)。

また更なる経済的支援等のために「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う学生緊急支援」の寄付を募集しています。すべての学生が安心して学業を継続し、夢をあきらめずに玉川の丘を巣立っていけるようご協力をお願いいたします。