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春学期の学修が実ったコロナ禍での実習公演『Performing Body 2020』

2020.12.08

芸術学部パフォーミング・アーツ学科では、11月26日・27日に秋学期舞踊公演『Performing Body 2020』を、大学3号館演劇スタジオで行いました。

「牛深ハイヤ」振付 服部紗季(4年)
「光闇」振付 瀧井万里奈(4年)
「青森組踊り」振付 杉山美優(4年)
「木と少年」振付 佐々木映海(4年)

2000年に始まった『Performing Body』は、毎年、舞踊を学ぶ4年生が教員の監修のもとで、振付・構成・演出を担当する卒業プロジェクト公演です。バックステージ・スタッフも含む4年生が、これまでの研究と習練の集大成ともなる場です。どんな舞台でも公演を成立させるまでの過程では、常に困難が立ちはだかるものですが、今年度はコロナ禍という、とりわけ大きな壁が立ちはだかりました。

「届け」振付 島田佳央梨(4年)
「KESHIGOMU」振付 相田梨乃(4年)
「君の落としたハンカチを君に手渡してぼくはもとの背景にもどった」振付 鈴木茉矢(4年)
「ほほえみと一粒の涙」振付 宮崎紗奈子(4年)
「Le Cygne」 振付 堀内充

春学期は遠隔による実習公演を行いました。Web会議システムを活用した遠隔授業の中で、出演する学生は踊りや振りの稽古を行い、バックステージ・スタッフとなる学生は仮想の演目を構想しながらそれぞれのスタッフワークを学修しました。“公演”は本番を録画して配信する形式をとり、学生も教員も皆、PCを前にしての実習となりました。(詳しくは「新しい舞台芸術を担う世代のための学び舎プロジェクト」HP を参照)

秋学期はオンライン授業を基本とし、対面での授業が一部取り入れられ、学内での準備と本番が可能になりました。徹底した感染対策を講じながら、オンラインや対面時間を駆使して行われ、学生たちは慣れない環境で試行錯誤しながら本番に向けて全力で励みました。
公演はWeb会議システムの「Zoom」を利用し、芸術学部内にのみに限定した無観客ライブで行いました。全く初めての試みにもかかわらず、春学期に積み重ねてきたオンラインでの学修成果が秋学期に発揮され、まさに玉川学園のモットー※1を体現するかのように、例年と遜色のない公演内容に達することができました。
2日間の秋学期舞踊公演は両日ともに多くのアクセスが有り、たくさんの学生が視聴してくれました。

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  • 「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を 真っ先きに微笑みを以って担当せよ」。困難に立ち向かい、それを担う気概ある人材が生まれることを願って掲げた創立者・小原國芳の言葉。
速やかに舞台転換を行うバックステージ・スタッフ
振付チーフ 4年 宮崎紗奈子さん

「異例の“リモートオーディション”から始動した『Performing Body 2020』。例年通り行かず悔しかったこと、反省点は沢山ありますが、千秋楽を終えた今、幸福感と達成感に満ち溢れています。公演を実現させるためにご尽力くださった全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです」。

舞台監督チーフ 4年 小松豊和さん

「例年とは違い、時間と人が限られている中、オンラインツールなども活用し、作業効率も上げ、妥協することなく、舞台創造を行ってきました。実際に対面し、同じ時間・空間を共有しながら公演する大切さを改めて実感しました。この環境だからこそできた公演だとも思うので、とても貴重な経験になりました」。

こうして今年の『Performing Body 2020』は無事、千穐楽を迎えることができました。稽古場では、次回の演劇公演『三文オペラ』に向けて、着々と準備が進められています。上演は12月23日と24日の2日間、「YouTube」での無観客オンライン配信となります。画面越しではありますが、クリスマスシーズンに劇場にいるかのような気分を味わっていただきたいと思います。『三文オペラ』の世界観をお楽しみいただけるよう、学生が総力を上げてお届けします。

2020年度 玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 秋学期公演ホームページ
『Performing Body 2020』『三文オペラ』特設サイト

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