一画多い夢に、果敢に挑戦する人であれ。中学校課程を終えた9年生の「修了生の集い」を開催

2021.03.31

幼稚園から高等学校までの15年間を一貫教育として捉えている玉川学園。特に小学校から高等学校までの12年間に関しては、心と身体の発達段階を踏まえ、独自の枠組みで教育活動を展開しています。そのため小学校から中学校へ、中学校から高等学校へ進学するという区切りはありませんが、国の定めた小学校課程や中学校課程を修了した区切りとして、6年生と9年生の学年末には「修了生の集い」を開催しています。3月19日、本年度9年生の修了生の集いが、University Concert Hall 2016の大ホール「MARBLE」で行われました。

ホームルームを終えた9年生が、クラス単位でMARBLEへ到着。間隔を開けて着席していきます。そして、定刻通り修了生の集いが始まりました。

まず、高学年の長谷部啓教育部長(9-12年)からお話がありました。「今日は9年間の、小学校と中学校の義務教育課程の修了であり、その努力の結果へのお祝いの日でもあります」と長谷部先生。その上で、「本年度は皆さんの学校生活でも遠隔授業と対面授業を併用してきた、大変な1年間でした。皆さんがこれからどんな方向へ進もうかと考える際のお手本の一つが上級生の姿だと思いますが、この1年はその上級生と接する機会を作るのも、難しかったかもしれません。けれども限られた時間の中でも、12年生によるアイデアや工夫による取り組みが委員会やクラブなどでありました。そうした尊敬できる先輩たちの創意工夫を重ねていく姿が、皆さんの理想の姿につながったのではないでしょうか」とこの1年を振り返りました。

さらに礼拝で学んだ「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん」という聖書の言葉を引用し、「自らの行いを振り返るところから、理想の姿を手に入れるための歩みが始まります。それは自律の道につながる一歩です。また本年度取り組んだ学びの技は、自分の考えをしっかりと持ち、それを主張することにもつながっています。ここで身につけた批判的思考力を、今後の人生に活かしてください。創立者・小原國芳先生が掲げた一画多い夢の字は、君たちに大きな夢を持ち、その実現に向かってリスクを恐れない人、人生の開拓者になってほしいと願ったからです。どうぞ玉川っ子として、常に一画多い夢を描き、その夢をビジョンにし、難しい局面にも果敢に挑戦してください」と語りかけました。

創立者が生涯にわたって書き続けた
”タ”の文字が一画多い「夢」の文字

そして最後に「玉川学園以外の高校へ進学する皆さん。どこにあっても玉川っ子です。玉川で学んだ誇りを胸に、自信を持って、玉川のモットー*1を大切にしてください。皆さんが新しい学校でも活躍することを、大いに期待しています。4月から10年生になる皆さん、玉川学園以外の中学校から入学する新しい仲間をいち早く玉川の生活に馴染むように迎え入れましょう。そして皆さん自身が玉川学園のSecondary Program DivisionとIB Programs Division*2の中核として活躍する一人ひとりであることを大いに期待しています。今日は中学校課程の修了、おめでとうございます」と、メッセージを送りました。

長谷部教育部長の話に続き、修了証書の授与が行われました。名前を呼ばれるたびに返事をし、修了証を受け取ります。そんな一人ひとりに向けて、会場からは大きな拍手が送られました。
最後に会場の全員が起立し、校歌を静聴して、この日の修了生の集いは終了しました。

中学校課程修了という区切りを迎えた9年生ですが、幼稚園から12年生まで一貫教育を行っていている玉川学園では高学年です。10年生になると学びもより深まり、委員会やクラブといった活動での責任も増していきます。長谷部教育部長のお話にもあった通り、この1年は思うような学園生活がなかなか送れませんでしたが、その中で取り組んだ創意工夫の経験はこれからの毎日にきっと役立つに違いありません。この日の生徒たちが、4月からは高学年の中核として活躍することを願っています。

  • *1:
    「人生の最も苦しい いやな辛い 損な場面を 真っ先に微笑みを以って担当せよ」。玉川学園の創立者 小原國芳が、困難に立ち向かい、それを担う気概のある人材が生まれることを願い、本学の目標として掲げた玉川モットー。
  • *2:
    2021年度よりK-12一貫教育として、3歳~5年生までの前半期をPrimary Division、6年生から12年生の後半期をSecondary Program DivisionとIB Programs Divisionで構成し、それぞれの学齢の特長を踏まえた教育活動を行います。