家族の皆さんと祝う、玉川学園入学式。たくさんの友だちと一緒に、楽しい学園生活が始まります。

2021.04.26

2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大のなかでしたが、6月に新一年生を迎える会を行いました。2021年度は密な状況を作らない、会場の換気など、さまざまな対策をとった上で、保護者の皆さんや教職員に見守られながら、入学式が行われました。

4月6日(火)、本年度からPrimary Divisonと名称を換えた、玉川学園の小学部(1~5年生)の入学式が執り行われました。幼稚部から進学してくる児童に加えて、小学校から玉川学園に入学する児童も多く、今日から始まる新しい学園生活へのワクワクした気持ちや緊張感が、会場から伝わってきます。
この日の入学式の司会役を務めるのは、新5年生の男子児童です。壇上で姿勢を正し、よく通る声で「これから、令和3年度 玉川学園入学式を始めます」と開会の言葉が響き、開会となりました。続いて流暢な英語での司会を務める様子は、Primary Divisonの最上級生にふさわしい、しっかりとした姿でした。
最初に行われたのは、新入生紹介です。これまでは上級生が新入生をエスコートしていましたが、本年度は保護者とともに檀上に上がります。壇上では繋いでいた手を離し、一人で中央に進み出ます。担任の先生に名前を呼ばれると、「はい!」と大きな声で返事をし、おじぎをして席にもどります。その一連の動作を後ろから感慨深げにそっと見守る保護者の皆さんが印象的です。恥ずかしそうにする児童、名前を呼ばれる前に返事をする児童、手を挙げて返事をする児童など、それぞれに元気いっぱいな新入生たちです。こうした温かな雰囲気の中、本年度も135名の児童が新たに玉川学園の一員となりました。

紹介が終わり、小原芳明学園長からのお話が始まります。「今日から皆さんは玉川っ子です。玉川っ子には三つの目標があります。周りの人たちに優しくする『きれいな心』。たくさんの本を読んだり英語を話したりすることでめざす『よい頭』。そして元気一杯に体を動かすことで生まれる『つよい体』です。この玉川っ子の大切な三つの目標で素晴らしい人になってくれることを、お父様やお母様、そして先生たちは楽しみにしています」という小原学園長からの話を、新入生たちは真剣に聞いていました。続いて小原学園長は保護者の皆さんに対して「今日から子どもたちの学校生活が始まります。日々子どもが見出す楽しみを共有し、そして優しく背中をさすって、不安を和らげてあげてください。子どもたちが21世紀を力強く担う人間へと育て上げるのが、私たち大人の仕事です」と、これから始まる新生活に、親としての役割や責任について言及しました。

式のプログラムは5年生の女子児童からお祝いの言葉へと移ります。「玉川の丘での楽しい学校生活が、いよいよ始まります。優しい先生方やお兄さん、お姉さんとの出会い、友だちとの楽しい勉強が待っています。それから玉川学園にはいろいろな行事がありますから、楽しみにしていてくださいね。初めてのことばかりで心細くなるかもしれませんが、私たちが皆でお手伝いします。ですから分からないことがあれば、どんなことでも聞いてくださいね。そして友だちをたくさん作って、私たちと一緒に明るく元気一杯頑張りましょう」と、Divisonの最上級生として優しく語りかけました。これまでの入学式であれば、在校生全員が参加して新入生の門出を祝うのですが、本年度は会場内の人数を抑えるために参加していません。この女子児童のお祝いの言葉は、まさに在校生全員の気持ちを代弁したものとなりました。

このお祝いの言葉に応えるよう、新入生代表として2名からの誓いの言葉がありました。壇上に揃って立つまだあどけない姿に、保護者のみなさん、二人の後ろに並んで座っている先生方、会場にいる全員が固唾をのんで見守ります。少しの沈黙の後、ようやく二人の声が発せられました。「お兄さん、お姉さん。今日から僕たち。私たちは玉川っ子です。きれいな心、よい頭、つよい体の玉川っ子になります。毎日元気に学校に来ます。よろしくお願いします」。としっかりと言い終えることができました。彼等よりも緊張していた保護者や先生方もほっと安堵したのか、この児童たちへこの日一番の大きな拍手が送られました。

こうして本年度の入学式は終了しました。まだ制服を着慣れていない児童ばかりですが、きっとすぐに学園生活にも慣れ、友だちと一緒にたくさんの思い出を作っていくことでしょう。新型コロナウイルス感染症の収束がまだまだ見えない今、さまざまな制約の中でのスタートとなりますが、勉強にも、好きなことにも玉川っ子として一生懸命になれる毎日を、子どもたちと一緒に作っていきたいと思います。