市民と市と大学による「町田かるたプロジェクト」スタート
町田市の行政事業「町田〇(マル)ごと大作戦」のひとつ、「町田かるたプロジェクト」に芸術学部生・リベラルアーツ学部生が町田市民の方と協働で取り組んでいます。「町田〇(マル)ごと大作戦」は、2018年から始まった町田市の行政事業で、市民活動・地域活動を盛り上げて市民と市の共同により町田の魅力や活力を高める取り組みです。
群馬県には伝統のある「上毛かるた」という、子供から大人まで慣れ親しんでいるご当地かるたがあります。「そんなご当地かるたを町田にもつくりたい」という市民の想いでプロジェクトが立ち上がりました。町田市全ての地域を網羅することを念頭に置き、町田の文化、歴史、人物、自然、史跡、名物などをテーマとして計画されました。
このプロジェクトは市民による読み札制作チームと大学生による絵札制作チームで構成され、現在活動が進行しています。また、制作された町田かるたは、来年には市内全小中学校への配布が計画されています。
玉川大学ではこのプロジェクトを芸術学部生とリベラルアーツ学部の希望者が履修できる授業「地域創生プロジェクト(町田かるた)」として展開しています。その第1回目の授業が4月10日(土)に行われました。この授業は大きく分けて3つのことを目的としています。1つ目は、プロジェクトの一連の流れを理解し、ローカルな現場から学ぶ探究心を養うことです。2つ目は、コミュニケーション力を向上させ、情報やアイディアを整理して平面作品として表現する造形力や創造力を養うことです。3つ目は、それぞれの強みを生かした関わり方によって社会を創造する力を身に付け、社会に対する責任感を涵養することです。
受講生は芸術学部とリベラルアーツ学部の1年生から4年生までの25名。芸術学部の5人の教員の指導のもと、11月完成を目指しています。受講生からは、「実際に住んでみて、町田はとても住みやすい街だと感じています。もっとその良さを知りたくて受講しました。かるた制作を通して町田の良さをもっと多くの人にしってもらえれば」との声が聞こえました。
町田の魅力が詰まった素敵なかるたができるのが今から楽しみです。