競い合いながら、相手を称えることも学ぶ機会に。Primary Division(K-5)の第64回親と子と先生の春の運動会が開催されました。

2021.05.13

4月24日(土)、まぶしいほどの晴天の下でPrimary運動会が開催されました。

本年度よりK-12の中の幼稚部から5年生までをPrimary Divisionとし、新たな枠組みで教育活動を行っていくこととなった玉川学園。この日の運動会では1-5年生に加え、幼稚部の年長組も参加して行われました。またマスクの着用や手指消毒はもちろん、午前は1・3年生と幼稚部年長組で、そして午後は2・4・5年生と分けることで密な状態を回避するなど、新型コロナウイルス感染症対策も徹底し、万全の体制で臨みました。競技種目は午前と午後で共通なので、ここでは併せてご紹介します。

演技種目が中心となる秋の体育祭と異なり、Primary運動会はかけっこや綱引き、玉入れといった典型的な競技種目が中心となります。また例年であれば親子で一緒に行う競技もありますが、感染症対策として今年度は保護者の皆さんは応援という形で参加することになりました。またPrimary運動会の特徴として、最上級生が会の進行や器具の運搬などを自分たちで行う点が挙げられます。こうした行事の運営を教師任せにしてただ参加するのではなく、児童一人ひとりが自分のこととして積極的に取り組む。Primary運動会はその絶好の機会でもあります。また下級生は最上級生が行事を運営し、皆を引っ張っていく様子を見ることで、上級生へのあこがれや、進級した際にその役割を自らが担うことを理解します。最上級生である5年生は、この日も自分たちが競技を行うのは午後の回ですが、午前の回の運動会にも参加。競技に必要な器具の準備などを、率先して行っていました。

運動会は参加する全児童が紅組と白組に分かれて、午前と午後それぞれに優勝をめざします。開会式では、まずPrimary Division教育部長の野瀬先生からのお話がありました。「『我々の競争相手は、無限大の大空、確固不動の大地。しっかり頑張りましょう』と、小原先生は体育祭のときにいつも話をされていました。これは玉川っ子が大空の下で、広い大地の上で、敵も味方も関係なく、元気いっぱい運動に取り組んでくださいという想いが込められている言葉です。紅組も白組も頑張りましょう」と、英語を交えながら児童に伝えました。

そして国歌を聴き、国旗が掲揚された後、5年生の男子児童による選手宣誓が行われました。「宣誓! 僕たち玉川っ子は、この大空の下で運動会ができることに感謝し、昨年できなかった分も二倍頑張ります」という力強い宣言がグラウンド中に響き渡り、競技が始まりました。

かけっこ

グラウンドの中心にレーンを取り、1、2年生は51メートル、3、4、5年生は66メートル、年長組は39メートルを、メインスタンドに向けて走ります。そして1〜5年生は各レースの1位と2位が決勝戦に進み、学年1位が決定します。ピストルの音と同時に駆け出す児童たち。全力で走るため、帽子を落としてしまう児童もいますが、レーン横に控える5年生がすぐに拾い、レース後に渡してくれます。また競技中は他学年の児童たちが、観客席から手拍子で応援します。各学年の決勝戦で1位に輝いた児童は競技後に一列に並び、皆から拍手が送られました。

玉入れ

各組に分かれて、行われる玉入れ。本年度は各学年とも、密を避けるため男女に分かれて競技を行いました。学年が上がるにつれて竿の長さが伸び、籠が高くなっていきます。その籠をめがけて玉が飛び交う様子や、競技後に籠から玉を放り投げて数える様子は、まさに運動会の風物詩といえます。その様子は児童や家族の皆さんにとって、共通の思い出となったことでしょう。

みんな なかよし

例年であれば未就学児と保護者の方を対象にしている競技ですが、本年度は年長組の児童を対象に行われました。フラフープの輪をくぐったり、ソフト跳び箱を歩いて超えたりと障害物をクリアしながら、ゴールをめざします。それぞれの障害物がある場所には5年生が待機して、年長組の児童をしっかりサポートします。大きなグラウンドでお兄さんやお姉さんたちと一緒に行った運動会は、園児たちにとっても来年からの小学校生活への期待を高めたのではないでしょうか。

全員リレー

全児童が参加し、クラスごとにバトンをつないでいく全員リレー。ただ、本年度はバトンを使ってのパスは行わず、前走者がバトンパスのエリアに到達した時点で次走者が走り出すというスタイルで行われました。クラスごとに多少の人数の差があるため、各学年とも最も児童数の多いクラスの人数に合わせ、人数の少ないクラスでは児童を2回走らせるといった工夫で順位を競い合います。男女混合で行われ、常に抜きつ抜かれつで競技が進むこともあり、毎年会場全体が盛り上がる競技です。本年度も3年生では最後の3/4周で首位が逆転するなど、児童たちの頑張りが会場を沸かせました。

綱引き

午前も午後も、最後の種目は綱引きでした。学年ごとに競技が行われ、勝敗を競います。午前も午後も紅組と白組が僅差のまま最終競技を迎え、綱引きの結果が優勝を左右するため、参加する児童も応援する家族の皆さんも例年以上に盛り上がりました。

こうしてPrimary運動会は終了しました。閉会式では野瀬先生から優勝チームの発表があり、今年は午前・午後ともに、紅組の優勝となりました。飛び上がったり万歳をしたりして喜ぶ紅組の児童たち。白組の児童は落胆しながらも、勝った紅組の児童に向けて拍手を送ります。野瀬先生も紅組の勝利を称えると同時に、そうした白組の姿勢を高く評価しました。そして最後は全児童から、拍手で応援をしてくれた家族の皆さんと、この日の運動会を影で支えてくれたSecondary Division放送部の生徒やOBの皆さんに向けて、大きな拍手が送られました。「天気に恵まれて、いい運動会ができました。ここで頑張ったことは、これからの学校生活にも活かしていってください。皆さんの頑張りに期待しています」と野瀬先生。競い合い、称え合う姿勢など、多くの学びの機会となったPrimary運動会でした。