例年とは違う玉川学園体育祭。子供たちは例年通りの躍動感ある演技を披露。
毎年、秋の一大イベントとして幼稚園児から大学生までが一堂に会して行われていた玉川学園体育祭。93回目となる今年は、7月12日発出された新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の影響でその開催自体が危ぶまれました。そのような状況下でも体育祭に向けて一人ひとりがオンラインでの練習など、準備を重ねてきました。その努力の成果を発表する場を作りたいと協議を重ね、感染症予防対策を講じたうえで、3日間に分けての実施が決まりました。Secondary Program Division(6~12年生)、IB Programs Division(6~12年生)と大学生(教職課程を受講している大学1年生)は10月9日(土)、Primary Program Division(1~5年生)は10月20日(水)に、Primary Program Division(幼稚部)は10月30日に実施されました。
第一日程10月9日(土)[大学・Secondary・IB]
薄曇りの空に時々晴れ間がさす、運動には絶好の天気のもと、教職課程を受講している大学1年生とSecondary Program Division(6~12年生)、IB Programs Division(6~12年生)の児童・生徒が記念グラウンドで演技を披露しました。
「棒体操」Secondary Program Division(9~12年生)男子
棒体操に徒手体操の要素も組み込み、ダイナミックな躍動感と力強さを感じる演技が披露されました。




「Swing & Wave」Secondary Program Division(6~8年生)
女子の棍棒体操と男子の旗体操の二部構成。女子の棍棒を使っての流れるような動きと男子の大きく旗を振る躍動感ある動きのコントラストが絶妙でした。




「“基(MOTOI)”」大学生女子
布と扇子を手具として、エアロビックの要素も取り入れた演技は、優雅さと軽快さが感じられました。




「ボール・徒手体操」Secondary Program Division(9~12年生)女子
9年生のボールの演技から始まり、10~12年生が徒手体操で合流。女子生徒全員で息の合った美しい演技が披露されました。




「“基(MOTOI)”」大学生男子
女子の手具を用いたしなやかな演技に対し、男子は体幹部を中心とした筋力強化を図る徒手体操を行い、大学生らしい力強さとたくましさが表現されました。




「Break the Mold」IB Programs Division(6~12年生)
K-12が新体制となり、IB Programs Divisionとして初めての発表は、HIPHOPダンスを取り入れたもの。各学年で創作した内容も組み込まれ、独創性に富んだ演技となりました。




「体操部演技」6~12年生・大学生
この日のプログラム最後はデンマーク体操部の演技で締めくくられました。日々の鍛錬による個々の演技が集団の中で調和し、力強さと優美さを奏でていました。




第2日程10月20日(水)Primary Division(1~5年生)
当初は19日(火)に開催予定でしたが、あいにくの雨模様のため、翌日20日(水)の開催となりました。前日の雨もあがり、日差しが降りそそぐ暖かな日となった当日、Primary(1~5年生)が記念グラウンドで、元気いっぱいの演技を披露しました。
「大空の下で」 Primary Division(1~3年生)
フレームを手に、元気に演技する児童たち。多様性や個性を認めていくことをテーマとした楽曲に合わせ、楽しげに体全体を使って自分自身を表現しました。




「大空の下で」Primary Division(4・5年生)
Primary Divisionの中で上級生となる4・5年生はリングを使用した演技を披露。和をイメージさせる楽曲に乗せて、繊細さと力強さ両方を全身で表現しました。




第3日程10月30日(土)Primary Division(幼稚部)
この日は幼稚部園庭で「幼稚部うんどうかい」が行われました。園庭内の密を避けるため午前は年少・年長組、午後は年中・年長と分けて開催され、体育祭で発表する予定だった演目が学年ごとに披露されました。
ウィングズ体操 Primary Division(幼稚部 年少・年中・年長)
色とりどりのウィングズ(羽)を大きく羽ばたかせながら全身で楽しさを表現。
年少組は年長組のお手本を見ながら元気いっぱいに演技を、年中組はお気に入りのウィングズを大きく広げ、演技の楽しさを体いっぱいに表現、年長組はきれいに整列し、友だちと息の合った演技を披露しました。












初めて3日間に分けて開催された玉川学園体育祭。各日程とも積み重ねた練習の成果をいかんなく発揮し、素晴らしい演技を見せてくれました。
現在、新型コロナウイルス感染症の拡大も少しずつ落着きを見せてきています。次年度の体育祭はぜひ、大空の下で一堂に会して行えれば…。そんな思いを抱きつつ、園児・児童・生徒・学生は新型コロナウイルスにも負けない「強い体」づくりを進めていきます。