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徹底した感染対策を施し行われた「ようちぶうんどうかい」。行事に真剣に取り組むことで、子供たちは競い合うこと、協力すること、称えることなど多くを学んでいきます。

2021.12.01

10月30日(土)、「ようちぶうんどうかい」が開催されました。本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で体育祭を3日間に分けて開催することとなり、幼稚部に関しては、この運動会が体育祭での発表を兼ねる形になりました。
そして感染症対策として、昨年に引き続き年少組は午前のみ、年中組は午後のみの参加に。年長組は司会進行や機具の搬出入を担当するため、終日の参加という型式にし、密な状態を作らないよう配慮しました。子供たちは演技や競技に参加するとき以外はマスクを着用、毎回手指消毒も行います。また観覧人数は一家族2名までとし、入口で検温を行った上で入場。席も十分に間隔を取り、声援ではなく拍手で応援するなど、徹底した感染対策を施した上での開催となりました。

種目は各学年で異なりますが、どの学年でも行われたものが二つあります。その一つ「かけっこ」は、園庭を駆け抜けてゴールを目指します。スタートラインでは気持ちが先走りしてフライングしてしまう子供も。そんなときはスターター役の須田忠教諭が深呼吸をさせて、子供たちの気持ちを落ち着かせます。また、運動会での初めての競技となった年少組では、先生に名前を呼ばれるたびに大きな声で「はい!」と返事をして、走ることが待ちきれない様子でした。靴が脱げたり、転んだりする子供もいましたが、皆最後まで走りきり、たくさんの拍手を受けていました。

もう一つの種目は「ウィングズ体操」で、ウィングズと呼ばれる羽根のような布をまとい、音楽に合わせて踊るというもの。体育祭に向けて練習してきた内容を、各学年に分かれて発表しました。

年少組は、「ウィングズ体操」に続き、「ウィングズでLet’s Go!」と題された種目にも挑戦しました。この種目は、それぞれが「鳥」や「飛行機」など思い思いの姿に変身して、坂道マットを超え、三角コーンを回り、ゴールでジャンプ! 自由な発想で飛び回る子供たちは、皆笑顔です。

一方の年中組が取り組むのは、「スーパーボール!」と題された種目です。二人一組になってサテンの布で大きなボールを包み、二人で呼吸を合わせて落とさないようにゴールまで運びます。布できちんと包み、バランスを崩さずに運ぶことがポイントです。練習の成果もあり、パートナーと協力しながら、皆上手に運ぶことができました。

そして年長組の子供たちは、「まきおこせ! たまがわ台風50号!!」、「ツナを食べたいんじゃないんだ。綱を奪いたいんだ!」、「いくぞ! 全員リレー」の3種目に取り組んだ他、合間には「みんなに熱いエールを!」と題して年長応援団がエールを送りました。特に最後の種目となった全員リレーはクラス対抗で行われ、抜きつ抜かれつの白熱した展開に。クラスの友達、保護者の方々、先生方から全力で走る一人ひとりの子供たちへ応援が送られます。アンカーがゴールした際には、グラウンド全体からひときわ大きな拍手が沸き起こりました。

閉会式では須田先生が保護者の皆さんに向けて「今日は子供たちが全力投球でした。またお友達を応援する姿や悔しがっている子に声をかける姿など、いろんな姿が見られたと思います。大きなチャレンジをした後ですから今日はゆっくり休んで、運動会で得た自信や誇らしさが新たな挑戦に役立つよう、たくさん褒めてあげてください」と声をかけました。
このように、運動会は秋の楽しい行事というだけでなく、子供たちにとっては大きな成長の機会となっています。競い合うこと、協力し合うこと、そして相手を称えることなど、運動会を通して子供たちは大切なことをたくさん学びます。また年長の子供たちは司会進行や機具の搬出入、年中・年少組の子供たちの誘導など、それぞれが与えられた役割をしっかりとこなします。年中・年少組の子供たちも、そうしたおにいさん、おねえさんの姿を見て、将来求められる役割を認識します。運動会はそうした心と体の成長を促す行う絶好の機会なのです。晴天に恵まれた本年度の運動会。まだ3学年揃っての開催や親子で行う競技などはできませんでしたが、それでも子供たちは元気いっぱいに走り回り、秋の一日を楽しみました。

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